釈迦ヶ岳〜大日岳 2009.06.17水〜18木

6月17日(水)
ニャアは優しい★ボランティア精神に富んでいるっ★・・という日記です
今回・・あちこちで雷が多発しているので、一度は断った「もりりん突然企画」
でも・・昨日夜からの天気予報と今朝の天気予報で・・迷うニャア・・
パートから帰ってきてもまだ決まらず・・牛さんに笑われてしまった。
そうなのだ・・行きたいのだが気が乗らない。何故だろう?

ひとつには・・全く新しい場所へ・・しかも山の中の寂しい場所へ・・泊まりに行くという事。
少々古くなってはいるが・・繊細な女性であるは・・少し心細いのだ。第一、始発の「五条」なる駅など近寄った事もないしなあ・・天川川合に泊まりに行ったのとは全く違うのだ。あそこはナワバリやから屁ともない・・屁?

でも・・それ以上に気が乗らない・・梅雨の合間の貴重な晴れ日だ。山への気持ちは目一杯あるのに・・

「どうせ行かへんやろ。もう面倒くさいやろ」

・・と・・牛のセリフに・・「あかん!絶対に行かんとあかん!泊まりに行くことが大事なんや!」と、意を決する。こうなったら早いっ★今まで寝ていたネコがネズミに飛びかかるが如く・・だ★

すぐに、もりりんに連絡。い〜〜〜っぱい条件つけてきた・・

「詳しいことは後で!今から出ないと間に合わないっ★」

すぐに調べておいた民宿に電話っ★「今晩泊めてっ♪」
急げ・・急げ・・
JR五条発16:12・十津川温泉行に乗らないと・・それが最終なのだ!

13:10 家を飛び出すっ★・・ちなみに荷造りはすんでいるのだ。

16:00 五条駅に着く・・すでに3時間かかってる・・
16:12 十津川温泉行のバスに乗る。ここから・・一時間半・・
「・・・次は・・おブス・・おブス・・」

・・・はああああ???・・・なんですとぉぉぉぉぉ・・・
ブスっ???

生子で・・おぶす・・



どう書くと思う??
普通は・・帯川とかだよね・・





そんぼばし・・
損保・・って・・・
何でこういう名前がついたんだろ?



君との想い出でも閉じるんだろか?
失恋記念?

あ!次だっ♪

一緒に乗り込んだ5人ほどは、途中で次々に降りて行ってしまい、
民家がまばらになった頃には一人だけになっていた。

寝過ごしたら大変だな・・野宿するっきゃないなあ・・

運転手さんが
「お客さん、ドコまでですか?もしかして十津川の方?」
「いえいえ。旭橋まで」
「え?何にもない所ですよ?」
「え!すぐ側に民宿があるはずですが・・
「・・・ああ!ありますあります!」

よかった・・脅かすんじゃねえやっ★


そこから話が弾んで色々とおしゃべり・・

格好から、山の話が出て盛り上がる。
でも運転手さんは山には登りたくないそうな・・笑!




「一昨日はものすごい豪雨と雷で、バスも止まったんですよ。この辺りは大変な事になりましたよ」

この運転手さんの言葉の意味が分かるのはもう少しあと・・






17:40


到着
長かったなあ・・家がまばらになってからが心細いし・・山あいだから心細いし・・

疲れた・・疲れた・・

部屋からの景色

でもさ〜嬉しいことに、宿のご主人は、ゆったりした雰囲気で、知り合いの家に来たみたいなんだ♪

夕食まで、布団を敷いて横になって・・横になったら少し気分も良くなった。

ごはんは「家の夕食風」。おいしかった!お米が味があって実に旨いっ♪
本当においしいっ♪
おかずも素朴だけどキチンと丁寧に作ってあるっ♪

明日、早出なので、時間によっては朝と昼のお弁当を作ってくれるそうだ。
有り難い。





夕食後、いつものチャンネルで天気予報を見る。

え・・?・・そ・・そんなあ・・

「明日になると、こちらからマイナス20度の寒気が押し寄せてきます。南からの暖かい湿った空気とぶつかり、雷雲が発生します。先日のように雷雨になったり、ヒョウが降るところもあるでしょう。所によっては豪雨になるでしょう。前線が北上しているので昼前には降り出すところもありそうです」

・・・そ・・・そんなあ・・・二日くらいはもつと思ったのにぃ・・・
金槌で殴られた気分・・

もりりんに
「明日はできるだけ早くスタートして午前中には下りましょう!」とメール・・
要は・・早く迎えに来いっ・・っちゅう話や・・

・・ああ・・気が滅入ってきた・・と・・そこへ・・バスの運転手さんの言葉の意味が・・ここで・・悲しくも・・ここで・・分かるのですっ★


みけさん!みけさん!

たった今、釈迦ヶ岳の登山口へ向かう道路が崖崩れで通行止めやて村内の放送がありましたよ。完全につぶれて通れないそうですわ。復旧の見通しはたたんいうてました。
昨日から崩れるかもしれん、いうて時々見に行ってましてん



・・・はぁぁぁぁぁぁ〜〜〜・・・また・・・ネタに遭遇かいなあ〜〜・・・


ハっと我に返り・・すぐに魔神家に電話っ★

ぐっちぃさんや〜〜♪〜〜って・・喜んどるヒマないわ〜・・
「もりりん、いる?」
「え?もう出たよ」

携帯に電話するも運転中なのか出ない。すぐにぐっちぃさんに連絡。

更にメールで「釈迦ヶ岳への道路、崖崩れで通行止め!前鬼へ回れ」みたいな文章で送っておき、
はヌプリさんに電話っ★

「はあ?なんですと?・・」
「村内放送ですから最新情報ッス!」
「じゃあ、前鬼へ回りましょう。みけさんも明日拾って行きますよ」
「それが月曜にこの辺りは豪雨と雷で大変だったらしいです。さっき天気予報で寒気がくるっていうてたからまた同じように午後から雷雨かも。こっちへ回っていたら時間がかかるし、私が一緒だと遅くなるので雷が鳴り始めるかも。それに・・もう・・心がくじけてしまって・・」
「(大笑い)」

それから他のチャンネルでも天気予報を確認。
天気図では・・あかん・・前鬼の方がコッチより早く降り始めるわ〜・・
やっぱりは行かない方がええな・・

・・と・・いう・・とても忙しくも悲しい、そして大笑いの時間が過ぎ・・はああ・・


明日・・山から下りて着るハズだった「たま」が・・寂しくぶら下がる・・


お風呂に入って・・ビールを自販機で買ってきて・・もう・・寝ようっと・・

6月18日(木) 6:30 起床〜〜・・・
7:00 朝食〜〜♪
宿の前の河原に下りる。熊野川が流れている。

素晴らしく澄んだ水に感動♪・・飛び込みたいっ♪・・沢遊びがしたくなる
滑らない靴が欲しいなあ〜・・

8:15 民宿の前にバス停があるとはいうものの・・少し早いが出発。
声をかけるも、いらっしゃらないようなので、出る・・と・・外のベンチにご夫婦揃ってすわっていらした。

月曜の豪雨の時は凄かったそうで、家に落ちたかと思うほど凄かったんだって。
で・・釈迦ヶ岳にも落ちて・・

落ち葉がたくさんあるときは、表面は豪雨のため、雷が落ちても燃えないが、雨がやんでから・・下の方で火種が残っているときがあるんだって!・・それが雨がやんでから燻りはじめ・・火災が起きたんだって!!
それで火曜は大騒ぎになって消防が出て消火活動・・その時「ここは危ない」という箇所を見つけたんだそうだ。それが水曜になって崩れたってわけだ。

その水曜の夕方・・テント泊するという男の人がスーパーでたんと買い物して登山口へ向かったそうだ。崩れたのがいつか分からないが・・心配だ。それ以前、すでに上へ登ってしまってて・・テント泊なんぞして・・戻ってみたら土砂崩れ・・って事もあり得る事で・・改めて「自然って怖いなあ・・」って思う。

奥さんが素敵なガーゼタオルを下さった♪
「山へ行くとき巻いていったらいいよ」
「え〜?あんまり素敵なので勿体ないですよぉ」

・・と・・最後まで親切にして下さった。名残が惜しくなる・・

8:23 少し遅れてバスは到着。2人の乗客があった。
10:00 五条駅に着く。
10:30 奈良行の電車に乗る。
高田で乗り換え。すぐにJR難波行の快速が来る。
天王寺から千里中央・・そしてバス・・
13:30 やっと・・家に着く・・5時間かかる・・



・・と・・いう・・滅多に出来ない経験の二日間は終わった・・

それにしても・・「滅多に出来ない経験・・って・・には何故か多すぎるような・・
言っても信じてもらえないくらい多い・・なぁ〜ぜぇ〜?

疲れたけど、良い事をした後は気持ちがいいな♪
おい!感謝せぇよ!

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