奈良:釈迦ヶ岳 2006.11.09.木

昨年の日記
いつもの如く、7:00中央郵便局前集合。ちょっとした笑える(本人は冷や汗モンだったらしいが)トラブルで我々軍団員2名が阪急梅田駅で立ち往生・・5分ほど遅れてしまった。今日はもりりん・mityann・ごっちゃん・みけの4名で、ヌプリさんの手足にしがみついての山行きとなる。

・・もともと・・先月、どうしてもレンゲ辻経由で稲村ケ岳へ登りたく・・と、いうよりレンゲ谷道の紅葉が見たくて「ヌプリさん、ヌプリさん空いてますか?」と、お伺いをたて、26日の木曜に稲村ケ岳へ行くことに決め、声をかけ始めた事がキッカケで今日の釈迦ヶ岳も決まったのだ。

稲村ケ岳ツアーにと、人を集める!集める!mityannさんが名乗りをあげ、あとの二人は・・もうさんが「その日は予定が入ってる〜日を変えて釈迦ヶ岳へ行きたい!」・・そして、ごっちゃんが「その日は忙しい〜9日の木曜に大峯周辺のどっかへ行きたい」・・というので、稲村ケ岳はmityannさんと行くことにして、急遽、それとは別に「ヌプリさん、ヌプリさん、9日の木曜あいてたら釈迦ヶ岳へ連れてって〜」・・と、相成ったのである。

あ・・肝心の、もうさんは体調を崩してキャンセル・・そして・・結局、仕事で忙しいと思われていた暴風雨雷男・・もりりんが突然!休みになって参戦!嬉しい・・でも・・ちょっとドキドキ・・の登山となった。私は昨年に一度登っているので2度目となる。

8:46 道の駅「星の国」着。昨年のツアーは、ここを10時に出発している。
ご覧の通り、雲ひとつない快晴!予報も全く問題ない!いくら暴風雨雷男もりりんが参戦しても、どうという事はないだろう・・とは・・思う・・思うが・・微妙〜〜!・・
まあ〜今日は私が決めたんだから大丈夫だろう!・・と思うものの・・何だかバクダンを抱えたような一行であった・・

上のような大!快晴の中、ルンルンで車は進む・・進むが・・大峯も南部に差し掛かり・・長いトンネルを越えると・・そこに広がるは・・厚い厚い・・黒い雲!・・暗雲立ちこめ・・全員が・・もりりんを睨む!
「どう考えてもダメだ・・こりゃ・・」状態に、会長の私がグズり出す!「なんじゃぁ〜こりゃぁ〜!バックして快晴の山を登ろうぜ!」・・すると意外にも、ごっちゃんが後ろの座席で「ウンウン!」と頷いている。ヌプリさんさえ、狼平や稲村が重くのしかかるのか黙っている。
「狼平も、こんなカンジでしたよねえ・・」

途中で崖崩れがあったようで「絶対通れないって〜!バックしよ〜ぜ!」というような場所もあったが、工事の方が「おいで〜おいで〜・・」をするので・・・・通った!
今日はクラブツーリズムも釈迦ヶ岳ツアーがあるのだが、ここは通れんやろ〜?いくら小型バスでもむりやろ〜?えかった〜今日は空いてるでぇ〜!

10:11 旭登山口〜!懐かしいなあ〜〜!もう少し手前にあった登山口は少し時間がかかるので今回は見送り・・でも・・「道」好きの私としては、そのうち・・近いうちに制覇したい!・・が・・そんな物好きは私くらいなものだから、なかなかチャンスがないだろう。

去年の秋に来たかったのにインフルエンザにかかってしまって・・ごめんねえ〜!やっと来たよ〜!
ここまでの道は素晴らしい紅葉街道!熊野古道の澤熊さんが言ってたので秋に来たかったんだが本当だった!
10:26 登山開始!

ほら〜・・こんなに雲が厚いの・・
黒いですし〜・・
この黒く厚い雲の方へ歩くんでっせ〜!
・・さっさと登って、さっさと降りようぜ!
っていう状態の雲行きだ・・

さっきの「星の国」の空と比べてみてよ〜
ヒドイでしょう・・
11:06 向こうに大日岳が見える〜!

クドイけどさ〜
この黒雲の方向へ進むんじゃよ・・
ちょうど釈迦ヶ岳の頂上から
わき出ているようなカンジなんだ・・
「ただ今、釈迦ヶ岳頂上付近で
雨雲制作中です」

って具合なんだ・・
11:14 スタート地点のトイレが見える!

いくら木々が葉を落として見晴らしが良くなっているとは言え、こんなにハッキリ!クッキリ見えるなんて!感動!
「まだ30分なのに、こんなに歩いたんだあ〜!」
「・・まあ〜実際は少ししか歩いていないんですけどね」
・・カッチ〜ン!?・・
11:15 
それでも晴れ間が覗き、そのたびに皆の期待は膨らむ!
もしかしたら・・このまま晴れるかも知れない!・・
少なくとも雨は降らずにすむかもしれない!

せっかく見晴らしの素晴らしい山に来たんだからさ〜
お釈迦様〜〜!雨にだけはなりませんように!










11:28 三叉路。黄色が今日の行程。
帰りに道に迷うとしたらココだけど、まあ〜どうせ道路へ出るんで構わないかな〜?
次回はここから登って来たいものだ。

11:47 
昨年の写真も見晴らしが
良かったけど今日もスゴイ!

12:06   
深仙宿! 
もう肉眼でも小屋が見える!
次の目標が決まったね!

ごっちゃんが「大日岳に顔が見える!」と騒いでいましたが、みんな
「何言うとんねん」って〜気が付かなかったんス。
そしたらさ〜家に帰って写真を見てたらサ・・
おる〜〜!顔がある〜!・・と・・見えませんかねぇ・・?



この大日を過ぎた所が「太古の辻」だそうです。
来年・・日が長くなったら・・・


















12:51 千丈平
ここに慣れ親しんだ?ブルーシートが・・実は随分遠くからみえてたんだけど・・ここに引っ越してきたのか〜?冬場は死ぬぞ?冬眠中の熊や蛇を食べるのか?・・と疑問が湧く。
ヌプリさんが尋ねてくれた
「何じゃぁ〜!こりゃ!?誰じゃあ〜!こりゃ!」
「・・ほんみち・・っていう宗教法人があって、三年で卒業なんですが、昨日から卒業のための行で縦走してるんですよ。70〜80人なんです。私達は先に来て今日の宿泊の準備をしているんです」
でもね〜・・ものすごい量の薪が所構わず置かれてあって、それでもまだチェーンソー持って木を物色している。
シートの向こうにはキャンプファイアーが作ってあるし〜・・
ヘンやないかあ〜?
水場は・・このようにホースが繋いであるので私達は水がくめない。水場にたかってワイワイいってると「ああ。今は枯れてますよ。ホースは繋いでるけど水は出ていませんよ」
ホンマか?

ここから太古の辻まで直接行けるそうだ。暖かくなったら連れてってもらおう!

何が修行や。修行なら寝るトコくらい自分たちでせぇや〜!こんなん行やないわ〜!タダのキャンプやないかあ!行やったら一晩中、雨と雷に打たれてみぃや〜!よっぽど行になるでぇ〜!狼平で震え上がらせてやろ〜かあ〜!・・」
もりりんを先生にしたらメチャンコ凄い行をさしてくれるでぇ〜!

まあ〜ええわ〜所詮、人ごとやしな・・グズグズしとったら80人の援軍が来るわけやから、早よぉ〜頂上へ行って退散しよう!行こう!行こう!

すると・・チェーンソーのデカイ音が響き渡る!しょええ!倒木を薪にしてるんやのうて立木を切って作るのかあ〜?!・・するとヌプリさん、スゴイ!
「おい!こら〜!おまえ!切ったらアカンやないか!」
「え?ココは私の山なんですが・・明日使う予定があって切ってるんですよ」
・・ホンマか〜?!・・度胸のない軍団は目で訴えるだけだがヌプリさん、更に突っ込む!
「何て言う団体や!」
「宗教法人ですよ」
「名前や!」
「ほんみちです」・・・あとでmityanbnが頂上で「ほんみち」って書いた物を発見した

・・おかしかないか?・・と思うものの「わしの山や」っていうんやから・・しゃ〜ないなあ〜
しかし・・雨が降らんと思うたら・・まあ〜珍しいモンみたわ!
13:14 奥駈道との出会いだ。
いつか前鬼で一泊して(裏行場の三重の滝見て五鬼助(ごきじょ)さんの話を聞いて)登って来たいなあ〜!ほんでもって大日岳を越えて・・まだ見ぬ女人結界門を見に行きたいなあ!ここから前鬼まで140分かあ〜。登りはもっと時間がかかるやろ〜なあ〜と、色々思いながら頂上へ向けて、もうひと頑張り。
13:22 
今まで見上げていた大日も、もう見下ろす位置になった!
すっげえ〜〜!
さっきまでは釈迦ヶ岳の頂上付近のココも厚い黒雲に覆われていたけど、何とか晴れてきたようだ!感動!
頂上のお釈迦様!相変わらず傾いておられるなあ・・でも下に改修工事用の道具が置いてあったので、予定はされてるんだろうか?
空気が澄んでいるのか、遙か彼方の山々も見渡せ、ヌプリさんが「金剛山・葛木山・わずかにうっすらと二上山・・」と説明してくれる

ここで遅い弁当タ〜イム!まあ〜車の中で一応なにがしらは食べたよ〜。私はオムスビと・・何だっけ?忘れちゃった・・ういろうは持って出るのを忘れちゃった・・何だっけ?・・まあいいや〜。
寒いので真冬用の上着を着る。これで樹氷ツアーも行くんだから大丈夫!
みんなで記念写真を・・もりりんが何とか工夫してセルフタイマーで・・パチリ!

写真を撮ったり食事をしたりと騒いでいると・・何と団体さんが!・・見たことのあるバッチだ!クラブツーリズムだ〜!へえ〜!あの工事中の道を通れたのかあ〜!
小型バス1台のようだ。人数も少ない。良かった〜。

それを期に我々は下山。気が付いたら1時間近くを過ごしていた!

少し下ると何だか煙が・・あのブルーシート組だ!・・たき火を始めたようだ!・・一気に土砂降りにして「行」をさせようか?でもそしたら我々も「行」になっちまうなあ・・それにしても世界遺産の大峯で・・多少はコースを外れているのかもしれないけど・・ええんかいな・・?





16:10 ゴォ〜〜ル!

後ろからツアー組に置いたてれられて、ゴ〜ルしたと同時に先にトイレへ駆け込んだ。
やっぱり早いや〜!たいていバスの到着と同時に弁当を食べて、4時間で往復ってのが相場だろう。
こちらは優々と6時間くらい遊んだ。

もりりんが、バスの運転手が「また、あの道通るんやなあ〜」と、ため息混じりで話しているのを聞いたってさ〜!そうだろうなあ〜。
先に出発して急いで近くの温泉へ飛び込んだが、道路はキチンと直されていた。バンザ〜イ!運転手さんも喜ぶだろう〜!

こうして、ドキドキではあったが、今日も大騒ぎの楽しい一日は終わった。

もりりん、mityann、ごっちゃん、参加してくれてありがと〜〜!
また遊ぼうね〜!

え〜!こういう登山がしたかったら、

日本山岳ガイド協会認定ガイド
日本プロガイド協会所属・・・の・・・ヌプリさんまでど〜ぞ!



お断り★・・冗談の通じない方はココからは読まないで下さい・・

通常料金では、「もりりん」という珍しい生物はついて来ません。
ご希望の方は、料金を倍額お支払いの上、
貢ぎ物の旨い食い物を山ほど担いで・・・
暴風雨雷付きである事をご了解の上、お申し出下さい。


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