ブラ〜リ旅 JR東海道本線:大垣駅〜美濃赤坂駅
雪を眺める〜電車の窓から〜
2005.12.15.木
12月14日(水) 先日から、北陸・山陰など大雪警報が出ている所も・・・ よっしゃあ〜!青春18切符使お〜〜! まず浮かんだのが金沢の兼六園!・・・ネットで確か・・・ライブカメラがあったなあ・・・ ゲ!大雪!積もりすぎ! しかも・・琵琶湖の北周辺のJRがストップしたりしとったなあ・・今夜も大雪や言うてるし〜 よっしゃあ〜!決めた! 東海道本線:大垣から、チョコンと出とる美濃赤坂への線は、まだ乗った事ないから乗りに行こ! 実は母が・・JRが国鉄と言われている頃から・・できるだけ全線制覇を成し遂げたい!と 無理とは知りつつ・・張り切って鉄道地図を塗りつぶしていた。 60くらい?からは北海道の周遊券やら青春18切符を駆使して、かなり頑張っていた。 でも父の七回忌からは急に衰えてしまって・・・ 私は、まだ宿泊を伴う旅行は、なかなか難しいので、たいして回れないのだが、 母の後を受け継いで、何とか少しでも塗りつぶしたいと思っている。 そのための美濃赤坂行きだ。 途中で雪景色の伊吹山も見られるかも知れないし、帰りに米原から琵琶湖湖西線に回れば、 素晴らしい雪景色が見られるだろう。 明日は天気が回復・気温も少し上向くというので、一部運休されてても帰る頃には開通するだろう。 |
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12月15日(木) 快晴!ここは快晴!でも北に進めば曇ってるんだろうなあ。 高槻駅:7:43発の新快速に乗る。 通勤客で、ごった返した車内はムンムンした熱気! 私はといえば、下腹に一枚・背中に一枚・・ホカホカカイロを貼ってあるのだ!暑い! 途中から空いてきて座れた時は嬉しかったなあ! ・・で!ウトウト・・・気が付けば左の写真のように線路に雪が!彦根だった。え?もう次? 米原駅8:49着 乗り換えだ。9:11発・岐阜行きに乗る予定だ。 もう一本後の新快速でも良かったなあ・・・早く着いた。 一番前で・・以前、発表した絶対に座るための威嚇のポーズをとりながら待っていると・・・ 4人の年配の方が後ろに並んだ。夫婦が一組。あとは奥さんの友人2人か。 どうやら姫路からのようだ。新快速は姫路発が多いので便利なのだ。 「・・・ここ・・・まいばら?・・・米原って何県?」 「そうやなあ〜どこやろ〜?」 「馬篭は岐阜県やよ〜」・・・え?馬篭?何で引き合いに出すんや〜?メッチャ遠い所やんか〜 「それなら、ここも岐阜県?諏訪湖は長野やで〜」 「そうや〜諏訪湖は長野や。馬篭は確か岐阜や。やっぱり米原も岐阜や。なあ〜あんた〜」 「〜ん〜そうかなあ〜」・・・え?4人もおって・・しかも姫路からやろ?何で分からへんの〜? 遠い方の為に・・・米原は滋賀県である。 何せ琵琶湖にあるんやで!岐阜には琵琶湖はないやろ? などと、一人で突っ込みながら待っていると、あっという間に時間が過ぎた。 駅構内のアナウンスがあった。 「木ノ本から近江塩津・敦賀方面へは新たな倒木があり、運休しております」 おお!やっぱり!よしよし〜私が戻ってくる午後には復旧しておれよ〜! |
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米原駅9:11発(少し遅れて15分くらいか) 先頭車両・空いていた事もあって、景色が良くなれば運転席の隣からの景色にヘバリ付き、 あっち行ったり・・コッチ来たり・・と忙しく歩き回る! ほ〜〜んま!ええ景色やったわ〜! 伊吹山は、裾野しか見えなかったが何しろ関ヶ原を越えるまでは豪雪地帯! 今冬、最初の完全なる雪景色に舞い上がってしまった(^。^)
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話は少し戻るが、母が工夫して安くあげながら旅行している時・・・ 父は時刻表や観光案内の本を眺めながら、家で一緒に旅をしている。 電話して大丈夫かと聞けば 「おう。今かあちゃんは△△じゃあ。ここにゃあ、○○があるから、そりょぉ見に行くじゃろうのう」 父自身はでかけるのが好きではなく、もっぱら農機具や掛け軸を買っていた。 しかし若い頃は鉄道に勤務していたし、満州に鉄道を敷きに行っていたので兵役を免れたようだ。 もともと電車は好きなんである。 だから、母が誘っても嫌だと断り、時刻表片手に母と共に旅をする・・ 今、私も、誘っても来ない主人を残し、近隣を走りまわっている。 帰ってきたら「こういう所で、こういう事があって・・・これ珍しいから買ってきた」 と報告するのが楽しみである。 主人の両親もそうだった。義母が出歩き、義父は家から出ない。 似たもの同士なのかもしれないなあ〜。 ・・・と、これは、さっきの4人組みに突っ込みを入れながらニタニタしている時に思った事。 |
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大垣駅9:44着 美濃赤坂行きは10:22発なので時間があるから外へ出る。 せっかく水戸黄門の印籠並みの切符を持っているのだ。出入りしない手はない。 これは近鉄の大垣駅。・・・そういえば西国札所の谷汲山・華厳寺に行ったとき乗ったなあ! 今頃気が付く。 今こうして当時を開いてみると雪を抱いた山が目前に迫っていたんだと分かる。 残念ながら雪に隠れて今日は見えない・・・ 大垣といえば「なんてんさん」が大垣を紹介したブログを開いておられるので、 なんてんさんの事だけ思ってしまって、すっかり忘れていた。 |
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ここが美濃赤坂へ繋がるホーム。 途中にひとつしか駅がない。 ここでも先頭車両に(2両しかないが)乗り込んで待っていると・・・女性の運転手さんだ! 感動してしまって声をかける・・・運転席の(外の)窓を叩く! 驚いていらっしゃる運転手さんに交渉!気持ちよくOKして下さった! んで!顔をぼかすならばと、OKして頂いた! でも〜メッチャ可愛い美人なので、ボカスのはもったいないんであ〜る! ・・まあ、仕方がない・・わたしだけのマドンナって事で・・・(^。^) |
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大垣10:22発 発車してすぐの アナウンスで・・ 次の駅は荒尾と 案内があった。 すると! 今から切符を 回収するという。 2駅とも無人駅で しかも終点なので 早々と回収する ・・というわけだ。 ちなみに当然だが 大垣行きの時は 回収しない。 荒尾で降りる人のみ 駅で回収となる。 |
途中、唯一の駅「荒尾」 |
10:28 美濃赤坂の駅舎 |
駅のホーム |
構内のカエル石? |
構内は引き込み線があるため かなり広い!ちょっとビックリ! |
運転手さんは到着後異常がないか確認 その後、引き返すための用意も。 |
時間があれば巡りたかったが 次で帰らないと3時間後になってしまう |
もし、ここが積雪30cmとかなら 歩き回ってもいいと思っていたが・・・ 少ないので琵琶湖の北へ行こうと 改めて決める。 |
美濃赤坂10:39発〜大垣10:46着
どうやら、この電車は、そのまま静岡県の浜松行の新快速になるようだ。
今度いつか利用するぞ!冬の間は雪が見たいから・・夏かな?陽も長いし。
大垣11:06発〜米原11:40着
さてさて、これからは未定。ど〜しよ〜かな〜?・・・と、アナウンスが。
「北陸線は特急○○が運休です・・・」・・・ん?特急だけ?
「すみません。普通は動いて居るんですか?」
「はい。動いていますよ」
よし!決定!琵琶湖一周するぞ!
米原11:51発〜長浜12:00着
すると同じホームの向かいに「敦賀」行きの普通が止まっている。
「遅れております敦賀行き普通電車は、まもなく発車します!」
いそいで飛び乗った!よし!敦賀へ行こう!
・・・ところが・・・「この電車は木ノ本から引き返します」・・・はあああ?なら何で「敦賀行き」って言うんや?
どうやら倒木や雪かきの作業が終わっていないらしい。
向かいの席のサラリーマン風の男性が「・・チッ!・・」と舌打ちしている。
木ノ本地蔵 眼に御利益があるとか・・ |
木ノ本12:35くらい?着 引き返すというのを乗っていても仕方がない。 ここ木ノ本は今年2月にSLが走った日に「雪だるま祭り」が開催されて主人と立ち寄った所だ。 町の中を歩くことにした。その前に・・・アナウンスが・・・ 「次の敦賀行きは12:56ですが、どうなるか分かりません」 ・・まあ、いつになってもいいや・・どうせ雪さえ見られればいいんだから〜。 懐かしい町並みを歩いていると、この前は「雪が無くて雪を運んで来ました」と雪祭りの苦労を伺ったのを思い出した。 今年は、そんな必要ないだろうけど、多すぎても困るだろうなあ・・・ 境内には残っている紅葉に・・・何だか不思議な光景! |
駅前で | 13:15 駅に戻ってみると、結局56分と言っていた敦賀行きは出なかったそうだ。 ・・・だろうなあ・・・さっき私の向かいの席で舌打ちしていた人がいるもん! 「近江今津へ行きたいんですが(琵琶湖の西:つまり反対側)」 「今のところ14:45です。それも、どうなるか分かりません」 「じゃあ、米原へ引き返すのは?」 「これから敦賀行きが入って来るのが13:45です。敦賀へは行かないで引き返しますので、早くて13:45です」 もうこうなったら引き替えして京都から湖西線に乗り換えよう!と決め、時間の調節に駅周辺をブラブラ歩く。 |
「暖かい雪」 木ノ本を出るとすぐの景色 近江塩津:水をまいている |
13:45 敦賀行きが入ってくる。乗る。 ・・・そのまま敦賀方面に走り出した・・・ええええええ〜〜〜〜!? ・・・ま・・・いっか〜敦賀へ行こう!でも近江今津で琵琶を見たいしなあ。 よし!近江塩津で降りよう! 電車がなかなか来ないんなら塩津で歩き回ろう! 近江塩津13:57着 私と同じように雪見たさにカメラ片手に電車を乗り継ぐ人が何人かいた。 同類は何となく分かるものだ。 どうせ電車はなかなか来ないだろうとウロウロしようと思っていたら 何やら電車が来ると放送している。 急いでホームに戻る。 近江塩津14:06発
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駅を少し過ぎてからの写真
近江今津14:25着 駅のホームから伊吹山が見える! |
他の山々も! | 14:33近くの船着き場へ ここは西国30番札所:竹生島宝厳寺への船が出ている(05.09.10) |
ここ、近江今津は、色々なイベントの集合場所でもあるし、一人で行った箱館山へのバスが出ている駅でもある
近江今津15:13発:姫路行き新快速に乗る
15:37 比良の山々が顔を出す。
朝通っていれば、朝日に輝く素晴らしい雪景色を見ることができたのに・・・と、少し悔しい。
あとはいつもながらの景色を眺めながら、ひたすら帰るのみだった。
こうして私の、この冬最初の雪見の旅は終わった。
大満足の一日だった!
お土産は・・・魯山人も泊まって看板の字を書いた「七本槍」の酒蔵から:にごり酒(発酵中のため蓋に小さな穴が空いている)と、酒を使った「くずとうふ」・・・近江今津駅の鮎の佃煮と鯉の南蛮漬け・・・です。
なお!後ろの写真・新聞は無関係です!向こうが見えてしまうので近くにあった新聞で隠しただけ〜(^。^)
おしまい!
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