大和葛城山:ツツジ  2005.05.17.火

14日に主人と出かけてロープウエイが最高4時間待ちだった事からリタイアした。
周辺を散策して、一応満足し、来年は考えて来ようと思っていたら・・・
井戸茶碗さんが行かれたそうで掲示板に

「もえる山」・・・山全体がつつじの花で真っ赤でした。いつもの年に比べ花の色が美しいということでした。

と書き込んで下さっていました。
「何?もえる?例年よりキレイ?天気予報は晴れ!こらもう、行けという天の声?」
行ってきました火曜日!
ホンマに燃えとった!でぇれぇ燃えとった!どげんしたんでぇ〜!と思うほど燃えとった!(岡山弁普及協会?)
葛城山の目次にある通り!い〜や!目の前に広がる様子は、あれどころではなく・・・ふぅ〜・・・

まあ・・・順を追って・・・

先日のロープウエイ乗り場の右横を通って山道に入る。
これは救助されるときの地点を示す標識が9つあるという表示。
119番に電話して、今どのあたりにいるかを伝えれば救助が早い。

でもさあ〜それほど多いんかなあ?そういやあ先日来た時も救急車が気とったなあ・・・番号をちゃんと確認しながら行こう



途中から急な登りが続き、しばらくすると澄み切った流れの横を歩くようになる。

飲みたかった!
何だか前々回から、山の水が、でぇれぇ飲みとおて、しゃおうがねぇんじゃが。何でじゃろ?

え?何が書いてあるか分からん?
ふぅ〜ん・・・(しらんぷり)
こういう気持ちの良い道を行くと・・

今度は「二の滝」に出会う

櫛羅(くじら)の滝
(先日の時にバス停の「櫛羅」を紹介)
弘法大師が、この地を訪れ、天竺のクジラの滝に良く似ているので「供尸羅(クジラ)」と名付けた。この供尸という字は「供に屍」と書くので良くないと言って領主の永井信濃守が櫛と改めたという(尸は、しかばね、と読む)
また、この滝は尼ケ滝、不動滝とも呼ばれ、この滝に浴する者は不動明王の功徳によって脳病に良く効くと言われている。
昭和57年の災害により滝壺等ほとんどが崩壊したが、その後、平成元年に修復された(以上、立て札より)


ここには他に「墓場」という地名も残っていると先日のおりに不動尊の前にある立て札に書かれてあった。


ね〜!こんな風に・・・

向こうへ行けば「婿洗いの池」
主人を連れて来なくっちゃ!

葛城山のいわれ
1200余年前に編集された日本書紀の神話の中に、大昔この山には足の長い土蜘蛛のような古代人が住んでいて暴れ回るので、葛の蔦で編んだ縄で捕らえたから、この辺り一帯を「葛城」という・・・といった意味の事が書かれてある。
そのころ、この山系は隣の金剛山も含めて葛城山と称していたのである。

また一言神(ひとことぬし)という勢力ある神様がおられたという。
(周辺地図に神社があり主人がいたく気に入って「行こう」と言い出したのが先日の周辺散策の始まり。結局遠くて行けなかったが・・・)

さてさて・・・ロープウエイ乗り場への矢印は無視して「ツツジ園」の方へ。



まさに「山がもえる!」
素晴らしい景色は目次にある通りでえ〜す!


頂上は、かなり広い高原で、3種類に分かれている。
一つめは今日のメインのツツジ園・そして下の写真の頂上付近。ここも本当に広い場所で自由に走り回れる。
3つめは更に1段下の写真の「自然研究路」ぐるりと一回りできるコースで小鳥のさえずりが多く聞こえ、双眼鏡でも持っているとバードウォッチングに良い。ここは色々な説明板があるので、ゆっくり歩くと最高の散歩道。2kmだそうだ。
残念ながら私は今回は少し行っただけで戻った。ツツジ園や頂上で騒ぎすぎて時間が経ってしまったから行けなくなった。

ツツジ園を走り回っていると突然のっぺらぼうに!「うぉ〜!」と走り出してしまった。 手前の、石と木の枝で囲まれた所が三角点 959.2mだそうだ。
ロープウエイ乗り場からは600mちょっとだったかな?自信ないけど・・・
「自然研究路」 

なぜ大和葛城山にはツツジが多いかというと、この山は強い酸性の土壌で、ツツジが最も好むんだそうだ。
そういう説明が至る所にあるし、小鳥のさえずりが絶え間なく聞こえるし、道はクッションがいいし・・・次はココを堪能しよう
途中から引き返していると10人くらいの女性のグループが学校で習った歌を合唱しながら歩いて来た。ちょっと異様な風景だった。

 急に出てくるから驚いた
実は・・・頂上には店がいくつもあって賑やかなのだ。ビールやジュース、食べ物もたくさん売っている。
トイレもいくつもある(100円必要だが)

その一角で・・・酒店が試飲を・・・
どれも飲んでみてと言われたが梅酒だけ頂いた・・・それが美味しいったら!
何でも日本酒でつけたそうだ。
で・・・1gの瓶を買っちゃった・・・そしたら中の梅を1kgくれて・・・3kgくらいになっちゃって・・・重いの何のって!


こうなったらロープウエイで帰ろうと思ったら・・・ぎょうさんの人が!8分間隔・50人乗りのピストン運転だと放送してたけど待つのもシンドイので(腰が痛くなるのだ)歩いて降りる事に。
写真では分からないが
ここは濡れていて急で
慎重に・・・

私の前を行く男性(おじさん)グループに運動靴を履いてきている人がいた。何度も何度も滑っていた。
この山は、滑りやすいので山靴の方がいい。気楽に登って(下って)足をくじいたりするんで、1時間半くらいの行程なのに「目標」として番号札が9つも設置されているんだろうと思った。
私は荷物が増えた事もだが、登るとき滑りやすいだろうなあと思って余計にロープウエイで下ろうかと思ったワケ〜。

・・・え?・・・何?あれ?・・・オレンジ?え〜?レスキュー?・・・

右足をくじいたらしい男性が・・・1人で来ていたらしく、付き添っている人はいなかった。人ごとではない!気をつけないと!


レスキューの人の靴は山用ではない
・・・滑っていた!・・・
何度も何度も・・・可愛そうに・・・

無事広い舗装した道に出た所で
「すみませんでした。どうぞお先に」と
通してくれた。

それまでに
「すみません。広いところに出たら先に行ってもらいますから。遅れさせてすみません」と謝ってくれた。
「いえいえ。そちらこそご苦労様です。お世話になります」
何だか自分が運ばれているようで・・・
後ろから来たグループが「お連れですか?」と聞く。「いえいえ。全然」


5時間以上も歩き回っていたらしい。
家に着いたら5時だった。
満足度100%!
きっかけになった井戸茶碗さんに
お礼を申し上げま〜す!

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