奈良:釈迦ヶ岳 2005.07.17.土

7:15大阪・梅田集合。7:30出発。
09:45「星の国」到着。トイレ休憩。
10:00出発。

ここの近くには「天誅組本陣跡」があるらしい。大きな立て札が立っている。これは一度個人で来ないといかんなあ。
ここを登っていけば見晴らしの良い場所へ。右端にバスが見えるが、その更に右の方には屋根付きの★型の休憩所がある。夜に星が降ってくるのを見たい!
カロリーメイトを持ってくるのを忘れた事に気付く。すると自動販売機に¥200で!何とスーパーで買うより安い!
このあと2時間かかるのだが・・・
運転手さんも若い山男風の同行の
方も道には不案内のようで・・・
何度か???状態。
大丈夫かなあ???
途中、地元の方に「山に行くのはどっち?」とか聞き、発電所では行き止まりかと中に入り込み(これは嬉しい間違いで、子鹿を見ることができた!まさにバンビちゃん!みんな大歓声をあげた)、でもまだ先に道がある事が分かって・・・

そのあとの10kmの山道は狭くて曲がりくねって・・・途中、小さい岩をどけないと進めないような・・・何とかたどりついた。

          

11:55

深い深い山間を抜けて出発から4時間。
本当に深く高い山がそびえ立つ中を
「ひえ〜!うわ〜!」の歓声で通り抜け
腹ぺこになった〜。

バスの中でお弁当を食べなかったため、ここで昼食。暑い!木陰に入る。
少しすると冷やっこい程になった。


ここのトイレは立派!
できたてのホヤホヤらしく、
木の香りが立ちこめている!


12:15 
各自ストレッチをすませ出発!

駐車場には何台も止めてあった。
人気の山なので連れが居たら
来れるのにな、と初めて思う。
ここは一人では来られないからなあ。


階段とは、すぐにオサラバし、このような道が続く・・・虫と蜂が多い!
でぇれぇ多い(岡山弁で「おいい」)んじゃあ!もう2度と来りゃあせん!と思うほど多い。蜂嫌いの私は冷や汗まで吹き出す。
(歩きながらシャッターを切る)
12:40
さっきから石の多い道になっている。
すると、こんな花がチラホラ・・
後ろから陽気な男性達が来ていて
「何て言う花?」
「知らないんですよ〜」
更に後ろにいた連れの方が聞こえなかったらしくて
「え〜?何ていう花?」
「知らんのんやって」


5分ほど歩くと、さっきの花が群生している。この時、やっと葉に気がついた。
え〜?見たことあるぞ〜?・・・
!西大台ヶ原!
「思い出した!バイケイソウとかコバイケイソウとか言うと思いますよ〜」

あとで誰かが「バイケソウ」だと言っていた。更に少しして
「ほれほれ!女子校に同じ名前があったやろ〜」と言い出した女性もいて、「バイカソウ」(梅花学園)だと言い出している。連れの女性は「覚えやすいなあ!」・・・と。



12:50
この辺りは歩きやすく景色も良く、白樺が多くなる。
本当に山に詳しい同行の方なら教えてくれるのだが・・・

下山してくる方に頂上までの時間を聞いている。
「今から行ったら帰って来れんよ〜」
?どこまでの話をしてるんだあ?



12:53
今来た道。


どっかから(旭・・・ってトコから)の道。
迷うとすると、ここだけだ。
他には分かれ道はなかった。
遅れて一人になっても大丈夫と安心。
13:06
ここからは見晴らしのいい道になる。
喜ぶ一方で「雷が怖いなあ・・・」と・・・
昨日の予報で「山沿いは雷を伴う夕立も・・・」などと聞いていたから・・・
朝、注意報などが出たらキャンセルしようと思っていたので気になってしまう〜。






13:06






この辺りは、こういう道で歩きやすく
景色もバツグン!
最高!



もう、あれから群生しっぱなし。
素晴らしく良い香りが立ちこめている
!!!だから蜂が多いのか???

西大台も今頃満開だろうか?


13:14  ちょっと休憩



同行の方が「見えてますよ〜。もうあとちょっとですよ〜!
ん?ひょっとして・・・左端が釈迦岳の頂上?・・・だろうなあ・・・

13:53

道の様子は、こんなんです〜。

14:20
頂上です!お釈迦様がいらっしゃいます。でも、正面から見ると右へ随分傾いておられます・・・大丈夫なのかなあ?
標高1796mだったかなあ?

本当は前鬼から歩きたいもんです〜。
弥山の方からでもいいですし〜・・
縦走したいですね〜。夢の中で歩いてみようかな〜。イメージが湧くかなあ?


この景色を見ながら
20分の休憩。
ここの景色は
稲村ケ岳より迫力がある。


山頂はトンボがたくさん飛んでいた。何とか目の前の枝に止まってくれたのでパチリ!

う〜・・・あの上に立ってみたい!
これは上段:真ん中の写真の
更に左の方向を眺めた写真。
こちらは上段:真ん中の写真の更に右の方向を眺めた写真。もう霧・・雲・・・が吹き上げてきている。雷の事を思い出す。もう帰ろうよォ〜 あとはもう一目散に?降りていく

途中で2人分の荷物を持っている女性と、自分の分だけを持った男性が休憩していた。
「怪我人が続出したから」と言っていた。
でも他には誰もいなくて・・・どうしたんだろう?
他人事じゃあない。
いつ自分に降りかかって来るか分からない。気を付けなくっちゃ!

写真も撮らずひたすら降りた。
途中の分かれ道で同行の方は後の人達を待つからと、私たちには先に行くように指示。
登山口まで辿り着くと、ちょうど予定時間:4時間!つまり、16時だった。

荷物を下ろし、軽くストレッチしていると、つぎつぎに降りてくる。
途中で出会った2人分の荷物を持った女性も、荷物の方が大きいかと思うくらいになりながら降りてきた。
むろん、一緒の男性も。

トイレに行ったりしてると、年配の方も(70は過ぎていると思われる方)元気に降りてきて・・・
「皆さん、お世話をおかけしました。もう今年、これが最後です。本当に登れて良かったです」
と、おっしゃった。
登りには、何度も遅れてしまい、ツアーの中の山に慣れた男性が付き添っていた。
私たちも何度か待って休憩し、若い頃から登っていても年齢があるという事を痛感させられた。

でも、こうして、毎年登った山に最後の別れを自分で告げなければならない日が必ず来るわけで・・・
それは、とても勇気が必要で・・・

おばあさんも、決して、足手まといになったわけでもなんでもなくて・・・
せいぜい5〜6分ずつ何度か遅れただけなので・・・
そんなのは誰でもあることで・・・
体調次第で、若くても、それくらい、どのツアーでもある事で・・・


でもまあ、自分で終わりを告げられるのは幸せな事だと思う。
医者に告げられたり、家族から反対されたり、そのまま寝込んでしまったり・・・それらに比べると「これが最後」って最高の幸せなんだろう。


自分の事で精一杯の私は何にも言えるハズもなく・・・


いろんな意味で勉強になった一日だった。

兎にも角にも!素晴らしい景色のオン・パレード!
ここには毎年来たいでっす!


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