奈良・大台ヶ原  2004年7月3日(土)  地図だよ〜

雑誌の写真を見て「行くぞ!」と決めていた。今度は珍しく予定していた。
電車とバスでは時間がかかり過ぎるので主人と車で行く事にしていた。
先日の「みたらい渓谷」の時、バスの運転手さんに「土曜は大台ヶ原に行く」と言うと
「ああ、ちょうどいいですよ。今日から開通しましたから」
「え?」
「この前の台風で土砂崩れがあって工事してたんですよ」

大台ヶ原は雨が多いそうだ。急に天気が崩れて大雨になったりするらしい。
雨具など用意して、珍しく用意をした。

朝、曇っていた。台風7号がどうのと言っている。
でも、もう決めてその気になっているので「どうにも止まらない!」
6:35出発。到着は10:00くらい。

土産物を売っている。ここで周辺の地図を
買った。20円。どのコースが初心者向きか
尋ねる。親切に教えてくれる。
ここでも地図を売っている。100円。
公的な施設。ここの左の道を入って行く
途中トイレがないので行っておく事
野生の鹿への注意事項 最初は散歩道 日出が岳の方へとる。



しばらくは、こういう景色が続く
まもなく、このような景色が広がる 野生の鹿。本当にキレイ!美しい!
うって変わった景色。このように根こそぎ
掘り返された木々が多くなる。




階段が非常に多い。
幅広で登りやすいが長いので大変。


展望台が見えてきた。
この頃は曇ってしまって見晴らしが
悪くなってしまった。
何でも天気の良い日は富士山が
見えるというが今日は無理そう。
向こうの山に見える階段。
ゲッ!!まだ階段?
だんだん霧が上がってくる。それこそ
「吹き上がってくる」がふさわしい。
舞台でドライアイスを流すように吹き上げる
景色は全く見えなくなる。
長い階段。風も強い。
鹿は笹や木の皮が好きなんだそうだ。
だから大台ヶ原の笹は全部低い。
本当に低い。
木も食べられないように金網で
覆われているものが多い。
でないと、あっという間に
食べられてしまうのだろう。

あんなに色つやが良く、
身体も引き締まって
それでもふくよかで・・・
それは笹と木の幹のおかげのようです
こういう階段を歩いていくと
目の前には「死の世界」が広がって
きます。伊勢湾台風で大方の木々が
倒されしまい、更に野生の鹿の食料に
なっていき今のような状態になって
しまったそうです。
日本有数の降雨量を誇る?ため
湿地帯のような所もあります。
あちこちで崩れていく問題もあるようです

行く先々で問題提起があり、
考えさせられます。

ここは鹿が家族単位で過ごしています
まるで鹿の会議場のようです。
湿気が多いために、やたらと苔が生えて
います。倒木もほとんど苔むしています
牛石ケ原です。ここは明るく広々として
います。トンボがやけに多かったです

「だいじゃぐら」と読みます。
本日のメインです。
途中で連れ違った人たちが
「この前は急に大雨になって行けなかった」
と言っていました。

右手に断崖絶壁!
しかも!1kmクラスの断崖!
こんな写真誌かとれないのが悔しい。
しかし、とてもカメラに収まる景色ではない


進むつどに少しずつ様子を変えて
現れてくれる。
帰っていく人たちが
「ここからは見えない」と言う。
え?これ以上にスゴイ景色があるの?
ありました!!もっとスゴイ景色!! これが大蛇ぐら!!
滝が見えます。ズームアップ最大です
乗鞍の魔王岳では神々しいまでの
景色。全ての山を見下ろす感覚。
日常のできごとなど些細な事だと
浄化される感覚。
「我こそは創造主なり!」という
神か仙人になった気分になった。
広々と解放され、
どこまでも広がる無限に続く景色、
そしてそれに同化される心。
永遠の時の中に身を置く幸福感・・・


しかし、ここは違う。
威圧的な景色。
景色が私に覆い被さってくる!
「わしだ!我だ!おまえは何だ!」
全てを超越したチカラで、
ねじ伏せるように襲いかかってくる!
支配しようという意識すら感じる。
身がすくむ・・・声を失う・・・


大蛇ぐらの端から、コチラを見た様子。

元気で長生きして何度でもこの景色を
見に来よう!と思った。
こんな風に思ったのは初めてだ
最近は思うようにならない身体を
抱えて嫌になる事が多かったから。
絶対的なチカラの
お裾分けをもらったようだ。
大蛇ぐらでの写真1 大蛇ぐらでの写真2 大蛇ぐらでの写真3

かなりの時間を過ごしたようでもあり、あっという間のできごとだったようでもある。
いつまでもいたかったが・・・非常に大事な問題を抱えていたので、後ろ髪を引かれながら帰途についた。
え?問題が何かって?
あのね。トイレ。
だって駐車場にしかないんだよ。去年から近くなった私には切実な問題なんだ。

三叉路の標識。見逃さないように駐車場へ 駐車場への道は平坦で歩きやすい。
今度は、ここから直接「大蛇ぐら」へ行こう
渓流もあり、道に水が流れている所も
あるのでハンカチを浸して顔や首を拭く
最高!!

岐路での景色。登って来るときには気が付かなかった。
山また山。さらにその向こうの高い山々・・・
何かの観測をしていた方に尋ねると、向こうは大峰山系だそうだ。
信州の景色を思い出させる




途中「小処温泉」という標識が。
渓谷の中の露天風呂という広告を
主人が見ていたので行ってみる。
お湯は少し熱いが、渓谷のキレイな
水を眺めながら最高の1時間だった
500円。
右の写真は温泉の近くのある滝。
車で3分ほど。駐車場も大きいので
道は細かったが安心して〜!
滝の近くまで降りていける道が完備
されている。渓谷をのんびり歩ける。
私たちは、かなり歩き回っていたので
自重する。





左の写真と、この写真は
帰りの車の中から。
深い深い山の中を通る。

本当に素晴らしい景色だった。

地元まで帰ってくると、万博公園の近くでロケのような事をしていた。
夜8時近かったが大勢の人だかりが。
黒い帽子とマントを着て宙づりになっている人がいた。ライトが当たって明るかった。
あれは、水しぶきかなあ?キリ状に放水しているように見えた。

地図だよ〜


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