乗鞍にて〜2000年10月15日(日)〜16日(月)

母と弟に連れて行ってもらってから、どんなに素晴らしかったかを身振り手振りで話していたら
「よし、そんなに言うなら行こう!家族旅行なんてした事ないし」
主人が月曜日休みを取ってくれるという。次の日・月に決定!
しかし、日曜は、みけが午前中はずせない用事が・・・
「なら、午後から行こう!!」と・・・まあ、紅葉が終わってもアカンし、とにかく乗鞍だけ見られればいいという事になった。


15日は行くだけで遅くなり(そらそうだ。午後出発なんだもん)まっすぐ宿へ。

「山栄荘」という民宿に泊まったが、ここの「きのこ鍋」の、おいしい事といったら!!
毎年行きたくなるほどウマイ!!4日に泊まった民宿では出なかった。
バツグン!!
露天風呂も男女別で、あの、ぬる〜〜い湯!最高!
でも息子は風呂場に蛾がいたので・・・「オレは、もう入らん!」
そう。大大大キライなんです。怯えてしまうほど。

翌朝は上天気!!道中にある三本滝に寄り道。
滝まで歩いて15〜20分と聞き、主人はパス。
「1時間で帰ってこいよ!」だって。
まあ、喘息持ちの主人にはキツイと思う。




滝や洞窟・・・探検好きの息子とみけは
転がるように一気に滝へ。

30分ほどで戻って来ました。

10日前と違って里も紅葉真っ盛り!
頂上の這い松群は、もう終わってるだろうなあ。

まだまだ、ゆっくり他も見たいという二人を「いいや。霧が出るから急ごう!」とせかして、一気に畳平に向かう。

途中で息子がワクワク落ち着かない。
「お母さん。ほんまに登ってる、この山の形がハッキリ見えるんやろなあ?」
「ほんまや。それまで紅葉を楽しんどき」
大阪でしか見た事のない・・・というより近くの山の紅葉しか見たことのない息子は、見事な色の競演に騒ぎっぱなし。
何度か車を止めて眺めを堪能する。

さて、いよいよ限界点。
「もうじきやで〜もうじきやで〜・・・ほらあ!」
「うわあああ〜〜!ホンマや〜〜!!ほんまに形がハッキリ見えるやん〜!!」
大騒ぎの息子。もちろん主人も感動。


初めての家族旅行がかなり印象深いものになったから、息子は今でも友達ができるたびに
「山は遠くから見れば形が分かるけど、登りだしたら、山全体の形は分からへんやろ?
ほんでも背の高い木の生える限界の高さがあって、森を抜けたらいきなり形がハッキリ見えるんやで!」
と興奮して教えている。


畳平に着いたら駐車場は結構空いている。(写真はその1に載せたので省略〜)
10日前のみけと同じで、主人と息子が「寒い!寒い!」を連発。
用意しておいたジャンバーを出して着せる。
「はんまや。かあさんの言う通りや」と息子
「なんで、こんなに寒いんや」と主人
「お母さん、気持ちが悪い」
「ゆっくり歩いて、ゆっくり大きく息を吸いながら食堂に行くよ」

不思議と、みけは何ともなかった。身体が覚えているんだろうか?

おうどんを食べてトイレにも行き(有料)、ゆっくりと魔王岳へと登って行った。


その景色の素晴らしさに主人も息子も大感動!良かった〜〜!
きっと、一生覚えていてくれるだろう。

適当な岩の上に「せめて、この岩の中だけでも1番高く積み上げよう」と・・・
見えるかなあ?


上から見た畳平の駐車場
池のそばから上の方に道が続いていて、これを行けば頂上に行ける。
道自体は平坦そうだが、3000メートルの空気の薄さもあるし、
見た目は近いが結構遠くて往復に4時間かかると言われた。
息子は「絶対行きたい!走って行くから」などと言ったが無論、断念。
ここで宿泊して行かないと無理。
何しろ、今日は大阪まで帰らないといけないんだから〜

上の写真に見えている池のそば。のぞき込めば、下に灰が積もっているよう。
引きずり込まれるような恐怖感にとらわれる。
何故だろう?息子も「お母さん。笑われるかもしれへんけど、オレ怖いわあ」

雪です。

カメラに収まらない大きさです。ホレました。

時間が経つと、このように霧が登ってきます。霧?雲ですね〜。
帰る頃には駐車場はいっぱいでした。


こうして感動の嵐の中、興奮さめやらぬまま、帰って来ました。

家族で1年に1度は旅行をしようと決めたのは、この旅行がきっかけです。



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