2日目那智の滝・二の滝・三の滝(御神域)06.03.05



8:00 宿を出る
駅の集合場所は足湯の所だった。去年は観光案内所前。
ボチボチ参加者が来る。女性3人。更に2人・・今日の参加者は20名だそうだ。
去年、マイカーを出して下さって、解散後も、
那智駅のお風呂から勝浦の駅まで送って下さった優しい方が待っていてくれた。
今年も何かのためにマイカーを出して下さっている。

「駅長は今日は勤務ですので後で弁当を持って那智高原まで来ます」

8:25 路線バス「那智大社行き」で大門坂まで。
ここで、他の参加者と合流。8:50
去年は雨で周囲を眺める余裕もなかったが、みるとかなりキレイに整備され、
駐車場もかなり広い!新しいトイレもある。
準備運動や用意をすませ、語り部の方が二人と、さっきの駅員さんと・・
20名に3人がついていてくれるようだ。

すぐに入り口。9:11
ここから見える景色は、少し前までは千枚田だったそうだ。
今も僅かに名残をとどめているが、稲穂が、なびかなくなった田は、ひっそりしている

ここから少しして山に入る











昨年も書いたが、有名な植物学者・南方熊楠(みなかた・くまぐす)が
三年間滞在した宿・大阪屋旅館跡。


彼は粘菌が専門だが、この熊野の地の貴重な植物系を見、
戦争中、軍事のために伐採が進む中を堂々と
「熊野は貴重な植物ばかりなので手をつけてはならない」と訴え続けたそうだ。
そのために今の大門坂をはじめ、熊野古道が残っているそうだ。

その隣に、この鳥居と関所の跡がある。9:16











鏡石・・・いのり石です・・と書かれてある

このような石が・・・いくつあるって言ってたっけ?3つ?7つ?忘れた・・

さて・・・いよいよです・・・  


9:28
この木の左にある99番目の王子跡 町内には73基あるそうだ

9:36
よくポスターになっている場所

9:42
そして、ここから少しで那智の滝が見える!
大門坂で唯一見える場所へ出る。

そこには唐斗石もある



大門坂の両側は
そのまま保存されている。
貴重な樹が並んでいるのだ
9:53 大門坂終了〜!

ここが広場になっていて全員登り終わるまで待つことに。

この写真の坂を登って行くのだが、どっちを行っても合流する。
しかし、庶民は右を貴族は・・エライ人のご一行様は左に・・

上にトイレがある〜。













我々は当然の如く左の坂を上り、次は階段・・・
何段あるんだっけ?

10:04 
参拝された上皇や法皇の宿泊所:「実方院」の跡。

今は茶店

10:07鳥居です!まもなく那智大社!

ここから右手の方を見上げれば・・



この赤い山門は、さっきの広場にあった
え〜・・なんだかの時に移築された














10:13 那智大社だあ〜!ここを右へと進めば西国一番札所:青岸渡寺

この右側の樹は通り抜けができる!


那智大社でお払いをして頂き、普通は入れない所にもお詣りに入らせて頂く。
中には・・・誰だっけ?・・・の、お手植えのしだれ桜があって・・・
ああ!後鳥羽上皇だあ!・・・今でも見事に花を咲かせるらしい。
咲けば、この時ばかりは解放されて誰でも入らせて頂けるそうだ。

10:38 青岸渡寺へのお詣りも済ませ、写真の場所でトイレ休憩。
見えているのは那智の滝

身支度も整える。ここから山道へと入るのだ。
まずは那智高原へ行ってお弁当タア〜イム!

写真の左に道があって、それを登っていく。10:46出発!
10:54 最初の分岐。右へ(標識有り)




11:05 那智高原までもう少し!
昨年みんなで植えた桜が108本。
咲くのが楽しみだ!
高原到着!
緑の長いのは滑り台!
滝に、ちなんで133m!有料
この高原で各地区が
運動会などを実施するそうだ
ここからは那智大社の土地なので、許可を得ないと入れない

12:00いよいよ滝へ  最初の沢渡りの時に
二礼二拍一礼
12:36

天狗のウチワ・・みたい・・

昨年は増水のために土嚢は隠れ
飛び石がかろうじて頭だけを出していた
今年は実に歩きやすい。



二の滝から振り返る

12:42
ここを通って行く
去年はこちら側にも流れ込んでいた
着きました!二の滝!
名前がついてるけど
忘れちゃった・・12:48

13:02
ここを下っていけば三の滝 右手方向を見上げれば
樹齢1500年!


今日は実に穏やかだが、昨年は絵の如く、両方向から水がドドドド・・・
ウルサイほどの音で激しく流れ込んでいたのだ!

13:03

この島が軍艦のように迫ってきて「押しつぶされる〜〜!」という迫力だった。
ここでは「達也クン」と、大声を張り上げて「スゴイね・・・」と感動したところだ。
三の滝への道など見えず、流れに入れば流されるし、どこを歩けというんだろうと心配した昨年のこ事がウソのように静かだ。




13:06(三の滝から振り返って)
三の滝までは「道」はないので石の上を歩くことになる。
今日は水量が少ないので途中に置かれた土嚢も
頭を出しているから歩きやすい。
初めてだったら、それでも困るだろうが、
去年を経験しているので・・・

今年はこの水量だが増水したら簡単に足もとまでくる。
去年、足もとへ飛び散ってくる水しぶきと、
紺色の深みの淵に・・・
「これさあ〜落ちたら腰までって言うけど・・
胸まであるんじゃあないか〜あ〜」と・・
「なあ〜に!
落ちても、さっきの浅瀬で止まりますから安心して〜!」
まあ〜そこまで流される事はないだろうが、
そんな励まし?まで出る始末だった。

今日はロープが結構高いところにあって
水も少なく安定してるけど、
去年は岩に張り付きながら、
指先の力に頼って足には頼らないで渡った。
そうしないと逆に滑ってしまうのだ。













ペットボトルに滝の水を汲んで、がぶ飲み!
更にいっぱいにして・・しまった!もうひとつ持ってくれば良かった!
来年晴れてたら、もう2つ・・え?また来るの?・・
などと楽しみながら、しばし見とれる。

そういやあ〜去年は〜
「これ以上増水したら戻れなくなるので」とスグに引き返したっけ〜・・

今日も、そう長くはいられないので引き返すことに・・

13:30 二の滝

13:45 分岐点 帰りは少し違う道を行く。三重の塔まで下った所に出るのだ。

この分岐点で、ちょこっと上へ登ったとこからの景色が素晴らしい!
三重の塔も見える!でも〜一気に谷底?なので・・・
全員揃うのを確認してから進む。

14:00 面白い樹でしょ?枝が丸くなってる

14:10

三重の塔へ出ました!
ここから滝も見えます。
滝が少し右へ傾きながら落ちているのが分かるでしょうか?
このように右へ傾くと天気が崩れるそうです。
風向きが変わったということでしょうか?
昨年は増水のために、たったこれだけの距離なのに、時間がかかって
この時点で15時、間近になってしまった!
「青春18切符を使って帰る予定」と言ってた達也クンと私に、駅長さんが
「早くバス停へ!でないと間に合わなくなります!」
本数も少なく、大阪までは時間が掛かるので、この時間に出ても22時になるのだ。
無論、一の滝へ参拝せねば気が済まないので特急にした。

今日はまだ14時だぞ〜〜〜!早い!早い!

三重の塔から那智の大滝まで下っていく

少し下った所に広場がある。
ここでは右の写真のように幾つもの棒が立っている
これは火祭りの時に松明を立てかけておくものだそうだ
そして、ここから下っていく石畳は鎌倉時代に整備された物だそうで、ここまでは江戸時代のものだそうだ。
江戸時代の物はかなり修復したが、この鎌倉時代の石畳は、ほとんど修理しないで今に至っているとの事。

江戸時代には物見遊山的だと講師から聞いていたが、やはり、こういう細かな所にもハッキリと違いが出るのだろう。
14:30 別宮:飛龍神社





火祭りの時は、ここに見物客が詰めかける。朝8時には両側に並ぶそうだ。
この滝は年中絶えることなく流れ落ちている。

全国各地には「48」がつく滝は山とあるが、本当に48もある所は、ここだけだと言われている。
実際に毎年、行の一貫として全部調べてまわるそうだ。語り部の方もまわって名前を書き出しておられた・・何で写させてもらわなかったのかと残念でならない。
15:34 
勝浦駅の足湯でくつろぐ・
14:55 バス停前に集合し、ご挨拶

左端は駅長さん。中の2人が語り部さん。
右端はマイカーを出してくれた駅員さん。

15:05 紀伊勝浦駅行のバスに乗る。
イオウの香りが心地良い・・

15:48
 の普通電車が・・・
青春18切符を使える今日最後の電車だ。
でも・・そうすると家に着くのは夜中・・
もう少しで次の日となってしまう・・
贅沢にも特急にした


15:57
 電車を待っていると駅長さんと駅員さんが・・・!!
すごい!
朝から滝を歩き回って・・・今から仕事・・・
頭が下がる・・・
手前が駅長さん。向こうの黄色いのが駅員さん。
17:58 空が美しかったので・・でも、雲が・・

横に何段も縞になっている雲と、下には普通の厚めの雲と・・・
そして・・沈んでいく夕陽・・

こういう景色を見ることができたのは特急のおかげだなあ・・・

特急に乗らなかったら、もう一つツアーに申し込めたのに・・と思う気持ちに踏ん切りをつけるように・・そう思った(^。^)ヘヘヘ・・・

20:00 新大阪着


20:40 家に着く

久しぶりに息子が帰ってきた。
日付が変わる前まで話し込んだ・・・











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