稲村ケ岳 2006.06.05.月

今年も出ました!奈良交通の所長お薦めフリーハイキング!稲村ケ岳!
待ってました!なんだけど今年は少し迷った。
実は、その翌日の火曜、同じく奈良交通のバスハイクで行者還岳があるのだ!稲村ケ岳は人気の山なのでツアーも多い。しかも稲村ケ岳は月曜・・パートがある日なのだ。行者還岳は火曜だから休みの日。今回は行者還岳にしようと電話をかけてみると・・満員!・・そうなると、どうしても行きたくなるのが・・わらわである・・キャンセル待ちを頼んだ。

待てど暮らせどキャンセルはないようで・・このままではどっちにも行けなくなる・・仕方なしに稲村ケ岳の月曜日、相方に年休をとらせてほしいとお願いした・・する〜〜と!・・先週金曜日、パートから帰ると奈良交通からキャンセルが出たと・・ひえぇぇぇ・・

更に言えば・・
日曜はJRふれあいハイクで、びわ湖バレイ主催の滋賀県・比良山のイベントが!
これまた今年も楽しみにしていたので・・稲村ケ岳に行くなら連チャン・・やっぱ行者還岳だ!・・
でも・・ここでヘンな気分に・・行者還岳に行く気が失せた・・3つとも行きたいのは山々だが、この3つとも健脚向なので三日連続は関節を痛めるかも知れないので無理!普通なら中一日休んで行者還岳だが・・せっかく待ちこがれていた電話を断ってしまった・・

でも、これが素晴らしい出会いに!・・え?何だって・・ふふふ・・読んでくれたら分かる・・(^▽^)














8:30〜9:00 近鉄・下市口集合
前回と違って今回は近鉄グループのハイクに取り上げられていなかったせいか参加者が少ない。
わたし的には嬉しい!なにせ37人に4人の奈良交通の方がついてくれるのだから。
でも盛況でないと来年なくなったら困るじゃん〜!

途中、黒滝茶屋でトイレ休憩。ここが最終のトイレ場所。あとは稲村小屋までない。

昨年の行者還岳薊岳で仲良くなった方を発見!ものすごい健脚で「天狗さん」と勝手に呼んでいる。どうせついては行けないが見知った顔を見ると落ち着く。

10:20 くらいか・・洞川温泉のバス停を過ぎ、登山口すぐ近くにバスは到着。
広場になっていて身支度にも都合が良い。昨年の稲村でも、薊岳でも、観音峰〜法力峠でも、先々週の百貝岳でもおせわになった奈良交通の方に挨拶し、天狗さんと話していると
「あの〜行者還岳で・・」と声をかけてくれた方が・・ああ!見覚えがある!
「最後のバスで一緒でしたね!」と盛り上がる。

10:30 今まで「通行止め」と書かれた看板があった稲村ケ岳登山口から登る
      やっと開通したらしい。それまでも通行できたらしいが整備完了というわけだろう。
      昨日の比良の延々と続く急な登りで足が疲れているので、今日はダブルストック。
10:44 五代鍾乳洞!これかあ〜!(ページ・終わりに近い所)
ふふふ・・怖そう・・こんな所に入るんかぁ〜?ゾクゾク!ワクワク!
一度は入らんとアカン!チェックや!
鍵がかかっている・・怖そう・・申し込んだら開けてくれるんやな〜・・
10:52 母公堂から上がってきた道と合流する。
11:29 法力峠

ここは風が通り抜けているので汗がいっぺんに乾く。気持ちが良い!

















11:44 ここからは緑が一層美しい!
11:55 12:01 今日も元気だ!
マンモス君!


12:17

12:26
今年は石楠花が満開!

12:33 落ちている橋
相変わらず落ちっぱなしだ
鎖があるので見かけより
楽に回って行ける
(3度目だから)
雨で濡れるとチト怖い















12:42 山上ケ辻・・稲村小屋だ!

ここで昼食タァ〜イム!

色の白いおじいさんと一緒になった。何でも水も飲まず(真夏でも500ml一本しか持たないそうだ。それでも残るらしい)休憩もせず、一気にここまで来たそうだ。でも、ここまで来ると目眩がして気分が悪くなったそうで、少々反省している模様。
私は真夏は1.5リットル持ちますよ、というと「重くなるでしょう」と。
でも汗もかくし安心のために持っていって500mlを持ち帰るように歩くんです、とは言ったが、あまり聞いていない。500mlしか持たないなら里山でガマンしないといけないと思うし、体調が悪くなっても前進するのはダダッコそのものだと思う。本人は「自分は強い」と思っているようだけど周囲から見れば自分を過信する愚かな子供にしか見えない。

少しして歩き回っておられたが「歩けるようになったから」と頂上へ歩き始めた。
こういう時はリタイアするに限るんだけどなあ・・言っても聞きそうもない・・
心配でバスに戻った時、探してみると、更に青白く唇の色も悪かった。
登山は命に関わるので素直でいるべきなのに・・最近、中高年の死亡・大ケガが一気に増加しているという。知識もないのに仲間についていったり「昔できたから」と、身体の衰えを認めないのが大きな原因らしい。
13:06 出発!
ここからが石楠花が多くなる。昨年はもう終わりかけだったが今年は満開!
見覚えのある景色を眺めながら「今日はあそこを登る元気が出るかなあ?」と、ふと思う。

13:25 大日のキレット!右が大日山
13:29 最初の小雨の時リタイアした場所

こうした場所では気を付けないと鎖に頼って力業で登ろうとする人が必ずいる。鎖を持っていると、後から来た人に振られて非常に危険になる。
私は幸いネコなので、これくらい足場があると登りでは鎖は持たない。この時もこの後から登る男性が鎖を持ってチカラを入れたので、持っていたこの方は少し振られてしまった。

私は、まだ新しい手袋を用意していったし、さっきのキレット近くの少し広いところでストックはザックに戻して準備完了!ここからは邪魔でしかない。
13:32 続けてロープが張ってある(白いのがロープ)

ここでも足場を確保しないでチカラ技で勝負!の方々が、滑ってドーン!と張り付いてしまってた。焦ったのか足をバタつかせて腕のチカラだけで登ろうとする。私よりも年配だし・・でも〜それは男でも無理だと思うなあ〜。
私が、あの格好になったら肩が外れるかも知れない。

下から男の方が足を持ち、上で待ってくれてる奈良交通の方が引き上げた。すごい!
私は慎重に足場を確保して・・ネコなので・・でも最後はロープを掴んで足場を探した。左横に草や木の根があるので、そこへ足を引っかけたら安定した。

下るときはロープをまたいで後ろ向きに降りておられたが・・ごらんの通りロープは3つに交叉しているので・・途中で引っ掛かって動けなくなって、またまた奈良交通の方に引きずり下ろしてもらっていた。

え?私?・・座ってオシリで安全確保して・・私は逆四つんばいが上手なので・・へへへ・・第一、滑り落ちても、そこで止まるし・・

お二人は、さっきの大日山も登りたいらしく、しきりに「こんなんじゃあ〜大日山は無理やね〜ぇ?」と何度も言ってた。周囲の方々は無言だった。
やめといた方がエエと思うなあ〜。でも西の覗きとか、アルプスの険しい山も歩き回るって言ってたけど・・じゃあ〜私でも大丈夫かなあ?少し自信ができる。嬉しくなった(実に単純!)
13:44 到着〜!
この三角点は、展望台のすぐ側にあるし、目立つ立て札もないので見落としてしまう。
私も前回、忘れていた。

360度のパノラマ!
10分ほどいただろうか?もうそろそろ降りないと・・
14:14 さっきの大日のキレット・・大日山まで降りてきた
さっき引っ掛かっていた方達は遅れてる。・・と、奈良交通の方が
「(大日山に)せっかく来たんだから」と・・ええ〜本気ですかあ〜?!
「大丈夫。登れるって」・・いつもなら絶対に「無理です。行きません」という私だが、ずっと見ていてくれた方が言うのだから大丈夫だろう・・これを逃したら、もう二度とチャンスはないかもしれない・・と思い、
「行きます!行ってみて無理だったら戻ります」

14:16

14:17

14:18
この階段・・
少々ボコボコしている


標高が消えている・・
14:22 
大日如来様が祀られてある祠に到着!
写真を見ての通り険しい道だけど、滑るわけでもないし、別段怖くはない。
前回の時、鎖があるから大丈夫だなんて聞いたから一直線に伸びる鎖と岩肌を想像していたので少々拍子抜け。
でも、今度から、安心してお詣りできるのでメッチャ!嬉しい!お賽銭をあげ、思わず「登らせて頂いてありがとうございます!」と勢いよくお礼を言った。
帰りには「どうか無事、下山させて下さい」とも・・
もう〜感動〜!
14:25 名残は尽きねど・・帰ります〜〜

3年がかりで登れた感動で、恐がりの私でも平気で降りた。

登ってくる途中で・・え〜コンパスが足りません〜!足が届きません〜!・・という箇所があったが、腰をかけて身体をよじって楽に登った。
どこかのイベントで、そういう所が続き、無理せず登りたいと工夫して覚えた技?が役にたった。
降りてくると奈良交通の方が待っていてくれた。
頂上に誰もいないのを確かめてこられた。こちらの大日山も確認するため登られたようだ。
さて・・14:39・・バスの時間は16:30!・・ゲゲゲ!あと2時間もない〜〜!
前回は3時間かかったような気が・・まあ〜遅れたら洞川温泉からの路線バスが17:55を最終として残されているので、そうなったら温泉にでもつかって・・
でも〜私一人を残して行けないだろうなあ〜こら、ついて行くしかない!
ストックを出し、両手に持って・・急ぐから途中写真は撮れないなあ・・と・・

さぁぁぁ〜!ストトコストトコストトコ・・・みんな必死に・・歩く!歩く!歩く!・・・
すると思い出したように、春の恐ろしい出来事を・・死ぬかも知れなかった?事を教えてくれた。
落ち葉の絨毯のフカフカ山道を歩いていたとき・・
一番後ろを歩いていた、左斜め上の写真の左の方が・・
「ふと見たら足もとにマムシがおったんや!とぐろを巻いて寝とったんや〜。狭い道にやで〜せやのに二人とも普通に歩いていきよるんやから!」
写真真ん中の方が
「せやって保護色で知らなんだから〜知っとったらよ〜せんわぁ〜」
右端の方が
「おお〜!ありゃぁ〜怖かった〜ホンマに、よ〜踏まんかったのぉ〜!踏んどったら噛まれとったのぉ〜」
「そや!そや!そら絶対かまれるわぁ〜」
「冬眠から覚めたばかりで、ボ〜〜っとしとったんとちゃうかぁ〜?」


・・・恐ろしい・・・ひえぇぇぇ・・・知らぬが仏?・・・いいえ!知らんかったら仏!


15:36 法力峠到着!


写真に写ってる方は二人連れで途中、拾った(^。^)
ここで5分休憩。水分補給。私はいつものように歩きながら飲んでいたが、このお二人は飲んでいなかったのでちょうど良かった。私も座って休憩・・ギエエエ・・でかい蜂がぁぁぁ!・・出発!
16:23 到着〜!

すぐ近くの個人所有の駐車場にバスが待っててくれた。
(注!本来、駐車はできません!個人の土地です!))

「お待たせしました〜!」と乗り込む。
ここからが
本日のメインでっす!
























天狗さんは早い到着のようで前から二番目の席だ。隣に若い女性が座ってた。
奥の開いている席に座り・・下市口まで一時間ほどをグ〜スカと寝て過ごした。

気が付いたら駅のそば!

17:35 くらいかな?駅に着いたのは。

降りようとすると、天狗さん、隣の女性とアドレスを交換している。いつもなら構わず「また今度ね〜!」と言って降りてしまうのだが、何となく突っ込んでみたくなった。
「わ〜私にはメールくれないのに〜」
「え〜?あんたPCやん〜・・あ!携帯からでも大丈夫なんかぁ〜」
「そうや〜ねぇ〜名刺なくなったやろ〜」
「持ってるよ〜」
「もしもなくなってたら困るから、また渡しとくね〜」

・・と、名刺を出した。いつものHP表紙の意地悪そうなネコの顔の名刺だ。すると・・
「・・え?・・もしかして・・みけさんですかぁ〜?」と・・隣の女性が・・
「え?HPかブログの方?え〜?誰かなあ〜ニックネーム何ですかぁ〜?」
「いいえ〜。ただ見ているだけなんですけど〜」

何かの時に私のHPを見て下さって「面白いから」とお友達に宣伝して下さっているという!
何という感動!感謝!
普通は平日は仕事だそうだが、たまたま休みで、ふと・・私が奈良交通のイベントが好きなのを思い出して・・たまたまあった稲村ケ岳のイベントに参加したんだそうだ。

「みけさん、いないかなあ〜」と思いながら過ごしていたそうだ。

17:55の急行で、阿部野橋までご一緒して頂いた。

とてもとても丁寧に読んでいて下さっていて「え〜そこまで覚えてくれてるの〜?」と驚くことしきり!
ブログにも目を通して下さって、もりりんさん始めいろんな方をも知って下さっていた。

感動と感謝の中「あ!」っという間に電車は終点・阿部野橋に到着・・
名残を惜しみながらサヨナラした。

そして・・彼女は「こげぱんさん」として、これからの登山日記に登場することになる

こうしてだ大!大満足の一日は終わった。



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