稲村ケ岳(2回目)2005.6.13.月

〜登山口〜法力峠〜山上ケ辻〜稲村ケ岳〜往復〜登山口〜

先週の木曜、ツアーで稲村ケ岳へ行った。最後の鎖場は怖くて登れず、頂上を目前にしてリタイア。

そもそも、この山を諦めてて眼中になかった私が、何で山で出会った人達に聞き回るようになったかと言うと、近鉄のHPに「女性人気の石楠花の自生する稲村ケ岳へ」という見出しで(だったかな?まあ、だいたいこんな具合)当日参加自由のイベント案内が出たからだ。

「え?そんなに簡単に募集するくらいの山なの?じゃあ、私でも登れるかなあ?」

という希望が生まれた事が発端なのであ〜る!
「行こう!」と思ったものの、同行者もいないイベントで、ついて行けなくなったら〜道に迷っても困るし〜とまた別の不安が沸き上がった。そんな時ツアーのパンフレットを手にしたのだ。
「そうだ!ツアーなら大丈夫だ!ツアーで下調べをして大丈夫なら参加しよう!
え?木曜に登ってまた月曜に?それより木曜に登るんなら日曜か火曜に別の山に登った方が・・・
まあ、いいや。滅多にイベントのない山だからチャンスがあったら何度でも・・・
ふうぅぅ・・・まあ、行ってから決めようっと」

というのが正確ないきさつである。

木曜はご存知の通り、頂上目前でリタイア。「今日こそは!」という気概もなく「この間のトコまで行こう。少しは景色が見えるかも?」
と出かけた。が!いつものように、スグ気の変わる私らしく
「それにしても天気がええなあ。これやったら・・・稲村ケ岳の頂上まで、よ〜行かれんのんなら、観音峰の方がええんと違うやろか?メチャクチャ景色ええのは保証付きやしなあ・・・」と・・・


なんだかんだと思いながら行ってみると近鉄:下市口には大勢の人が。
大型バス2台とマイクロバス1台。100人ほどかなあ?集まった。
バスに乗っても何だかんだと思っていたが、観音峰はいつでも一人でブラリと出かけられるから。と心を決めた。

10:25開始。バスもツアーの時と同じ場所まで行ってくれた。前回と違うのは日差し。従って鮮やかな緑が降りかかってくる! タイトル:マンモス登場! 見上げれば・・・ホントに素晴らしい
グリーン・シャワー!




見覚えのある木。

12:25
稲村小屋は休みだった。どうやら泊まりの予約がないと閉めるらしい。
おむすびを食べながらパチリ。先日は全く何も見えなかった。


なぜだか好きな景色〜。


タイトル:叫び
もしくは空中都市:ラピュタ(ジブリ作)のロボット





先日、もう少し行ったところでリタイアだったと少し緊張。すると今日は景色が!



今日のご褒美は豪華だぞ〜!
と思うと・・・・
「よおおおっしゃあああ!」
と、ハッスルポーズが自然に出る。




比良山系とはまた違った色合いの
ドウダンツツジ

実際は、もっと白っぽく見えます。
先日の霧の中では怖くて
動き回れなかったが
今日は快晴!

足もとにあまり余裕がない場所でも
写真を撮るのに集中できた。

今日はカメラマンが多い。
あちこちで立派なカメラが
活躍している。


進行方向:右
「大日のキレット」


先日とは違い少し角度を変えた場所へ行ける。
進行方向:左

先日は何も見えなくて
ただ霧が立ちこめるだけだった場所も
このように素晴らしい景色が
現れて、鎖場が始まることを
忘れさせてしまう

さて!この「大日のキレット」の写真の左が稲村ケ岳。右が「大日山」
両方とも、もちろん信仰の山だが、大日山の方には鳥居だかお社だかがあるという。
稲村より見るからに急で、行く人もリュックを置いていくくらいだ。今日も禁止されている。

 



ここからが例の鎖場。
見上げてみる・・・どうして先日は、あんなに怖かったんだろう?・・・と、ふと思った。
「行ける!今日は行ける!」

案の定スイスイ登っていける。第一関門は手を添えるだけでスイスイ登れた。
振り返ってみる・・・
降りるときはオシリから降りれば鎖を持たないで降りられるなあ、と、ホっとする。

第2関門、第3関門。
また違った急な坂が現れて登ったり下ったりしながら、ちからで上り下りする人と違い、
自分でも上手に進めたと思う。

一部、崩壊した箇所があると聞いていたが「ほおお〜っ!」と思うくらいで怖くなかった。
現金なもので、ご褒美への期待がパワーと技術を生んでいるのかも知れない。

ただ・・・オシリの活躍で・・・汚れちゃったよ〜(洗濯しても取れないんだよ〜!)

頂上には見晴台があって(言い換えれば見晴台しかない)360度のパノラマ!



とても狭い場所なので、稲村小屋より上は飲食禁止になっている



ゆっくりと眺めていたかったが
そうもいかない。人より時間が
かかると思うので早めに降り始める

オシリで上手に何とかクリア。
ズボンの汚れもクリア・・・
とはいかないが・・
倒れた木だが見事に花が咲いている
ちょうど、壁一面が花。

バスは朝と同じ場所で待っているという。
17:30出発というので、結構ゆっくり歩けた。写真を撮りながら、腰を下ろして小鳥の囀りに、うっとりしながら・・・グリーン・シャワーを浴びながら・・・

でも〜メジロさんの言う通り、霧が立ちこめ精霊でも現れそうな幻想的な様子には負けるなあと思った。


17:00
「母公堂」(役行者の母君を祀る)
久しぶりにご挨拶。
(トイレをお借りしたので)

15分ほどでバスに辿り着く。
私の後から5〜6人到着。
それが最後だったらしく出発!
最高の1日だった!



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