天女の舞  (天女平) 2004年11月6日土曜日  大快晴!

朝9時頃の奈良・天川村

今日は天川村役場主催の「天川・ブナ林をたずねて」のハイキングだ。
1ヶ月ちょっと前に申し込んだら、すでに定員で、キャンセル待ち6番目で受け付けてもらった。
「ファミリー向き」というのと4kmというのとで主人と2人分申し込んでいた。
連絡もなく、無理かと諦めていたら、先週土曜、観音峰に参加して帰ったところに「受け付けました」という封書が届いていた。
ただし・・・「現地の近くまで車で行くのだが、キャンセルが出なかったので座席に空きがない、自分の車でついて来てもらえるなら」・・・という条件付OKなのである。


ところが!前日の夜、主人が足首の筋を傷めてしまった。
恐らく金剛山での疲れが出たんだと思う。
もうすでに役場への連絡はできない。
朝キャンセルの電話をいれてもいいが・・・

そして、今日、6日(土)。
どうせダメもとだ。行こう。とにかく行こう!
ダメなら見頃の「みたらい渓谷」から(雨で景色が見られなかった)観音峰まで歩こう!
と決め、出発!
バスで行くつもりで用意していると主人が起きてきて送ってくれるという・・・
朝5:50家を出る。
大阪、あべの(天王寺)6:50発吉野行き急行で下市口着8:02。
なんと!すでにたくさんの人が!
明らかに登山の格好のグループは待ち合わせのようで、車で乗り付けた人達と合流している。
それにしても多い。
結局1台では無理で、すぐに増便が出た。
私はスグにバス停に並んだので1便目。
8:20発洞川温泉行き直通便で天川川合9:02着
天川村役場まで少しあるいて集合時間の9:15に間に合った。





村役場から見た山。
朝日に輝いている。

気持ち良くOKしてもらえる。
今年は未だかつてない人数で(40人)グループに分けるそうだ。
どうやら地元の人がほとんどのようで「あんた誰?どっから来たんけ?何でこれ知ったんけ?」と聞かれる。

来年は、どっかと合併のようで「天川村主催」としては、これが最後だそうだ。
そして10回目の記念。
「ボクは雨男なのに今年は、どういうわけか快晴です!
道路工事のため(上のほうまで道路をつけるらしい)進入禁止のところを頼み込んで、できるだけ上まで車で行けるようにしました。1200mくらいの所まで車で行けます。そこから1500mまで登ります」

という説明とグループ分けの発表。
トイレもすませ、いざ!出発!

実は・・・私の体調は悪かった。
腰が何だかヘンなのだ。内臓の方もシックリこない。
でも!これが、まあ、帰る頃には絶好調に!

工事現場の道は・・・上下に激しく揺れて・・・
でも、チラホラと紅葉の素晴らしい場所があるようで「わ〜〜!」という感嘆の声があがる。
しか〜〜〜し!私の席からは見えない!
下から首をねじって覗く。チラリと見えるが・・・わあ〜〜〜ん!だ。
絶対!帰りは見てやる!



それでも、チラリと見た景色。

到着〜〜〜! シャッター音が連続で聞こえる
地元の人も興奮して
写真の角度を考えている
左の写真をド!アップ!
中央付近で木がなくて
白くなっている所が、
先週の観音峰。
ここは、どこからでも結構目だっていた
出発!
あちこちに動物が掘り返した跡が。
イノシシだそうです。鹿のフンもあります。
ススキは少しだけでした

山・山・山・・・

このように崩れた土砂?が・・
ん?
そうです。これを登ります。
登っているところを上から見ると・・ しばらく歩くと、また景色の良い場所に
避難小屋の壁です
ここで休憩して・・・
さあ!出発!
この梯子?を登ろうとしたら、
1泊で「弥山(みせん)」に登った人が
降りてきました。

役場が依頼してついてきてくれた方と
話していました。どこか素晴らしい場所が
あって、そこには行かなかったそうです
「なんで?」
「道から少し外れるから熊が怖くて」
「え〜?山の中で熊に会おうと思ったら
大変やで。相当頑張らんと」
1番前の方が私達のリーダーです
この辺りや山の事に1番詳しい方です
もうじき「天女の腰掛け」
舞いたくなる場所です
急に見えますが、そうでもありません。
何しろ足元がフンワリしているので
足の負担はほとんど感じません。

途中から美しい苔がたくさん!
1日中親切にして下さったOさんが
「踏んだらダメ!」と皆に声をかけました。
後ろの人達にも声をかけ、

「踏んだら、コケっと転ぶよ!」

この後、ずっとこれで盛り上がりました


これが「天女の腰掛け」
ちょうど腰掛けたくなる木なんです!
もちろん!
我は天女!と自覚のある人は〜ここで腰掛けて撮影

ここは結構広くて本日1番見晴らしの良い場所です。
むろんここで、お弁当〜〜!







写真中央付近の木がなくて白くなっている所が観音峰です
ね。結構あちこちから目印になるでしょ?



誰かが「あの鉄塔の中で紅白に塗ってあるのは何で?」
「さあ〜〜?」と誰も分からなかったので、青山高原で教えてもらったウンチクを披露。
「高さ何メートルだったかは忘れましたが、それ以上のものを立てるときは、
ああやって紅白に塗るか、近くに紅白の棒を建てないといけないそうです」
「へえ〜〜!そういえば、あれが1番大きくて高いなあ」

さてさて・・・これからブナ林に!
ここからは正規のルート以外の裏道を歩きます。
さすがに「道」というものではありません。
ますます木の葉が深く積もっていて何とも言えない感触です。フワっ!サクっ!・・・フワっ!サクっ!・・・

でも・・・靴の幅くらいしかない斜めの道なんです。
実は!今日のために、あの方が歩いて道?を作ってくれていたんです。
次に、ウロ覚えで行くと絶対迷います!

滑ったら結構下まで落ちそうです。
登ってくるのは
サクサクしているだけに難しいかも?
振りかえったり見上げたりすると
目が回ってバランスを崩します。
苔も、ますます美しくなります!

少し広い所に出てきました。
ここでちょっと休憩と説明。

  

このように生木が倒れています。
台風ではありません。
この木は甘味があって美味しいんだそうです。
鹿が木の皮を食べるんだそうです。
そして水が入り、虫が入り・・・倒れてしまう・・・
大台ケ原でもそうでした。






また道なき道を歩きます。

戻ってきました!あの避難小屋の場所です!

車まで、あと少しです。

地震がきたら怖いなあ・・・ え?こんな梯子あったっけ?
このように分かれて乗ります。
荷物は別のライトバンっていうんだっけ?に。
車で少し戻ると素晴らしい紅葉が!
来るとき見えていたのはこれかあ!
これはバスの中から

もう、ワ〜ワ〜キャ〜キャ〜!
興奮しっぱなし!
「ねえ〜ねえ〜!車止めよう!」
などなど・・・

少し行ってから車は・・・
なあ〜〜んと!
工事のための少し広い場所に!

ここが最高の紅葉場所だからと
止めてくれたんです!

いやああああ〜〜〜!
ほ〜〜〜んまに!
素晴らしいのなんのって!

降りたとたんに
本当に騒ぎまくってしまいました!


白く見えるのは水です。
小さい滝のようになっていました。
これ、すごい崖なんです。

堪能するまで時間をとって下さったので、大満足で帰ってきました。
でもなあ・・・このコース、ホンマに4km?

役場に着いたのが16時くらいです。
係の方などの簡単な挨拶で締めくくられました。

バスで来たのは私だけだったようです。
役場の方がバス停まで送っていくと言って下さいました。
「え?あんた、ここの人じゃあなかったんか」
という人までいましたから、Oさんのおかげで溶け込めてたようです。

先日行った金剛山の方から来ているという方が「どうせ駅前を通るから」と乗せて下さいました。
あと30分くらいバスがなかったので助かりました。
しかも!下市口の駅に着いて、お礼を言って出ると電車が!
普通なら見えなくなるまで見送るのですが、これを逃すと、何しろ30分は来ないので・・・慌てて切符売り場に!
間に合いました〜〜あ!

え〜〜〜・・・この場を借りて・・・あの時送って下さった方、本当にありがとうございました!
1時間は早く帰れました!


あ!
今日の場所から「弥山(みせん)」まで2時間で行けるそうです。
う〜〜ん・・・憧れの山が随分近くに思えてきました。

その後   12月9日(木)

村役場から写真が届きました!更に、イベントのお知らせも送ってくださるそうです!

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