女人結界門 2004年11月13日(土)
う〜〜ん・・・この3週間で4回目の天川・・・
今年6回目の天川だ。
私は昔から気に入った食べ物は半年でも1年でも毎日食べるクセがある。
最近では佃煮の「山椒昆布」・・・食べた!食べた!
今は「昔懐かし・コッペパン」シリーズ・・・食べてる!食べてる!
旅もそうだ。
観音峰が最初雨だったから(10/30)、晴れた日(11/9)に行って360度のパノラマを見ないと気がすまない。
気がつけば洞川周辺、初心者としては結構制覇している・・・よし!あとは「女人結界門」!
例によって、朝6:10頃、家を出る。
いつも通り近鉄・あべの橋駅で「洞川探勝切符3700円」を買っていると、
「あれ〜!私らあと同じちゃうかあ?」
びっくりして振り向くと、そこには〜おばあさんの2人組が。
「よろしゅう〜」
「バスも一緒ですね〜」
と声を掛け合った・・・この2人組、また何回か登場するんで覚えておいて下さいネ〜。
下市口では、やっぱり大勢の人、人!で大型バスの臨時便が出る。
団体もあるようで人の良さそうな幹事さんが名簿を回し「書いて下さ〜い!」と叫んでいる。
後ろへ行ったり前へ行ったりと騒がしい。正直、うっとおしい。
でもそのうちバスが満員になり、助手席を出して座らないとどうしようもなくなってきた。
私の横には1人で来たらしい女性が座っていて、その横にその幹事が座った。
座ってからも「書いてくださ〜い!まわして下さ〜い!」を連発。
やっと静かになったのは名簿が戻ってきてからだった。
静かになると思いきや、キョロキョロ・・・しては名簿を見る。
どうやら合わないらしい。
彼は迷っていたが、私の横の女性に声をかけた。
女性「ああ、すみません。私もです。何だかいいにくくて」
幹事「ああ〜良かった〜!あと1人足らなくて!これで合いました〜!」
これを聞いて私もホットした。やっと静かになる。
ところが何を思ったか彼は私にも声をかけた。
幹事「あ!隣の方もそうだったら名前を書いて下さい」
みけ「え〜?私は違いますよ。書いてもいいけど、今度は1人余っちゃいますよ」
幹事「・・・ああ!そうかあ!やっとちょうど合ったのに〜増えた言うて困るトコやった」
もう、大笑い!
天川川合でほとんどが降りた。みんな渓谷を歩くようだ。
バスに乗っているのは前にいる2人組と後ろに1人くらいか・・・?
その2人組のオバサン達が急に運転手さんに話しかけだした。
A「運転手さん、道が狭いから大変でっしゃろ?」
運「ええ、でも慣れてますから」
B「私ら初めてやから怖いわあ」
A「もし、この高さから落ちたらどないしますのん?」
運「・・・死ななああきませんわなあ・・・」
B「もし、崖から大きな岩が上へ落ちてきたらどないしますのん?」
運「死ななああきませんわなあ・・・」
A「さっきのトンネルを走ってる時にトンネルが崩れたら、どないしますのん?」
運「諦めなああきませんわなあ。もうカンベンして下さいよ〜。わしにも家族がおるんやから。殺さんとって下さいよ〜。そうなったら、もうどうにもできませんやろ〜」
私は、つい大笑いしてしまった。
バスは洞川温泉に着き、みんな降りた。10時くらいかな?
・・・さっき、すごい質問を浴びせかけていたのは、あべの橋駅での、あの2人組のおばあちゃん達だった!
すっかり忘れていたんだけど・・・
私は目の前の観光案内所へ行った。
洞窟〜かりがね橋〜かじかの滝〜女人結界門のコースを言うと、山の方は一部崩れている所があるそうだ。
「何度か来られていて今日は結界門を見るために来られたんですから、まっすぐ行かれた方がいいと思います。戻って来られてから時間があれば何所を見るか考えたらどうでしょう?今、龍泉寺の紅葉が見頃ですから、その前を通って行かれるといいですよ」
う〜〜ん!確かに!
龍泉寺で、さっきのおばあさん達に会う。むこうから手を振ってきた。
龍 泉 寺 の 境 内
お参りをすませ橋を渡り温泉街へ | 温泉街を抜けた町並み | 更にまっすぐ・・・ |
すると、こんな道に | こんな看板が | |
こんな紅葉が見える茶店 「嫁さんの茶屋」のそばに・・。 |
こんな道を降りていくと・・・ | この橋の手前から左下に見える 洞窟を観察する |
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こういう立て札があるんだけど 途中通れなくなっているとか・・ |
不気味でしょう・・・ | 気味悪いです・・・ |
奥の洞窟への橋はこの通り | ・・・?どうなってるんでしょう・・・? | 橋の向こうの小屋では おばあさんが掃除をしていました。 |
橋を渡って行ってみることに |
おばあさんに声をかけ話してみると・・・ さっきあった2つの洞窟が「蟷螂窟」と 「蝙蝠窟」かと思っていたが、 この小屋の奥が蟷螂窟だった事が判明 帰ろうとすると「入って行かんの?」 「いくら?」「300円」 「じゃあ入ってみようかな」 すると、おばあさんは小屋に入り何やら 懐中電灯をいくつも灯けてみはじめた 「ここも台風で水に沈んでて電池も全部・・」 「え?もしかして中は真っ暗なの〜?」 「これを持って行き。こっちの1つは予備で 何も出て来んから安心して。私が入り口まで 一緒に行くから」と(逃げられないように?) 背中を押されて・・・ |
入り口 出口 |
中は真っ暗!息子との洞窟探検(参照) は洞窟が大きかったが、ここは狭い! しゃがんで行かないと前に進めない 写真はダメだというので、ひたすら前進 私は何て真面目で正直な人なんだろう などと思いながら進んでいく 1度経験しているからななあ? 全く怖くない。真っ暗にしてみると さすがに恐ろしいが、進み出すと何でも ない。熊もイノシシもいないんだから。 迷いやすい道だが小さな洞窟なので 心配はない。ところが途中でツルツル 滑る場所になった。右肩が習慣性脱臼の 私には危険きわまるので、最後まで行き たい気持ちを押さえて出口へ。 でてくると、おばあさんが「あれまあ! もう出てきたんかあ。戻って来た?」 「いいえ〜!あの出口から、ちゃんと」 「怖かったやろ?」「ううん。全然」 「あっちの蝙蝠窟は?橋はあんなんやけど 入れるから行ってきい〜」 「いいえ〜。まず結界門に行きます」 |
「ここから、かじかの滝の方へ行けます?」 「台風で途中が崩れて行けんいうとった。 昨日まで入れんようにしとったけど 今日から木を切り出すから開けたようなよ」 |
また階段を登り、もとの道へ。 すぐに、こういう石碑が。 「33回参拝記念」が多い。 これから先、ずっと「33回」を 見る事になる。 女人結界門の近くには墓石のような 「33回」とか「100回」とかも 多く建っていた。 |
少し行くと「ごろごろ水」を汲める駐車場に。 周辺は駐車禁止。ここは料金がかかる |
物を運ぶようなトロッコ風の様子 | モノレール? そんなん、どこにあるん? 興味津々で乗ろうとしたが 帰りにしようと我慢我慢! |
五代松鍾乳洞入り口 こっちは歩いて登るほう。 条件反射のように登りかけて 「イカンイカン!まず結界門に 行くって言うてたのに・・・」 |
おおおおおお〜〜〜!わくわくする〜〜!
イカンイカン!まっすぐ行なあ・・・
ここは役行者の母様が奉られてある そして左のように「女人結界」?? |
お坊様が掃除をしていらしたので聞くと 最初はここが女人結界門だったそうだ。 左の石碑は、その頃の名残だそうである 現在の結界門は、ここから更に2km |
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木材を切り出している所を抜け・・ | 分かれ道を右というか、まっすぐ | まっすぐ行きかけると右の写真の 中央の看板の下にある標識 |
突然広い場所が。 奈良交通の小型のバスがあった。 車庫代わり?それともバス停あるの? |
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