奈良県:薊岳(あざみ) 05.11.18.金

奈良交通のイベントに参加

余談:夏に奈良交通主催の稲村ケ岳と、観音峰から法力峠へ抜けるイベントに参加した時に、参加自由ではあったが、とても親切で(人の良い親切さで)一日を気持ち良く過ごすことができた。
私達が勝手に意見を言うと「なるほど」と思われることは、さっさと実行してくれて、更に次回にも反映されている事も嬉しい。
洞川・みたらい渓谷や観音峰に行く路線バスでの対応も気持ちが良くて大好き!
以来、奈良交通のイベントといえば気が付いたものは全部考慮の対象となっている。

地図を広げてご覧下さい

5:40・・いつも通りの出発。まだ、真っ暗!白み始めてすらいない。

7:00
近鉄・阿倍野橋発吉野行き特急
私の家から始発のバスに乗ってきても、これにしか乗れない。
8:16
大和上市着。受付をすませる。50人くらいだ。・・?少ないなあ。
20人くらい乗れる小型のバス3台で出発だ。
本当は先週の11日だったが雨で延期になったので都合の悪いグループが出たという。それでも問い合わせが山ほどきたが、予定通りの人のみで実施と決まったそうだ。300人ほどの申し込みがあったそうで、来年も企画が決定されたそうだ。

8:40 出発!
10:11 登山道横に到着!こんな立て札がある。

・・・・・寒い!・・・・・寒い!・・・・・
リュックの中から冬に大活躍したスキー用の上着を出して着る。
切るような風の冷たさと真冬の気温にビックリ!
どうりで・・・バスは暖房を効かせてくれていたっけ。

各自準備してスタートするが、そのまま歩くことにした。
熱くなってから脱ごう・・・・
今回はスタート前に、3っつのグループに分けた。
第一班は、とにかく先に先に行きたい方。
第二班は、普通に歩きたい方。
第三班は、写真を撮りながら、ゆっくり歩きたい方。

一班が一番多い。二班が次いで多い。三班が明らかに少ない。
よし!三班だ!
私を入れて10人。奈良交通の方を入れて13人かな?

フリーハイキングでは珍しく付き添いの方が多い。


上の写真の山道をひたすら登っていくのだが、なかなか暖まらない。
急な道になって始めて汗ばんでくる。
何しろ風が冷たすぎる!もう耳は、ちぎれんばかりに痛い〜っ!
風が強く吹き付けているのだ。
・・・そうだ・・・紅葉が終わると葉が散ってしまって・・・
いつもなら風が吹こうと雨が降ろうと木々が守ってくれていたのに、これからの季節はスッポンポンなんだ〜(・・?・・表現がおかしい?でも、これが実感!・・)

汗が出始めたので上着を脱いで身軽になるが、顔の左半分は凍ってしまってる。・・・こんな事もあるんだ・・・山に登り始めて2年もたっていない私には初めての経験だ。



奈良交通も、こうして標識を・・・


10:33
 二階岳(1242m)到着!

適度に汗をかき、それでも顔の左半分は冷たいままだ。
スキー用の上着は脱いだが、今の時期用の薄目の上着(呼び方を知らないのが辛いなあ〜笑)を脱いで汗を乾かす。
いつもの速乾性のものなので、すぐ乾く。
さっさと乾かせば風邪もひき返さないだろう。


見上げた空・・・
こういう写し方、好きなんだなあ・・
ここで第二班に追いついた。
すると前回の行者還岳で最後に一緒だった凄い健脚の女性がいた!
声をかける。

「え〜?何で一班じゃあないの〜?」
「だってさ〜あんまり多かったから。そっちと変わらないんなら、三班に行こうかなあ?」
「でもだんだん遅れると思うよ〜。やっぱりこっちは、のんびりやもん」
などと話していたが、すぐに二班は出発。
こちらも最後の人が追いついたので、5分ほどの休憩で、すぐ出発。





10:43 枯葉の絨毯の上を・・サクサク・・サク・・と気持ちよく歩く。

今の時期は、こうして周囲の山も、目標も良く見えるけど、春になって木が生い茂ってくると何も見えなくなるなあ・・スッポンポンもいいかも〜。

11:06


ここでは思ったより時間をさいた。
薊岳の頂上が狭いので
急いで行っても待たないと
いけないから。
11:16 木ノ実ヤ塚(1374m)到着!

だいたい予定通りに進んでいる。ここでも二班に追いつく。

薊岳の頂上へは岩を登って大変だとか、無理だと思ったら引き返してくれだとか書かれている注意事項を朝もらっているので気になってくる。
今日は向こうへ抜けるコースだが、全員が薊岳を越えるまで、さっきバスを降りた所で、奈良交通の方が自家用車で待っていてくれている。
こんなに親切なイベントはないよな〜と思いつつ、私のために?なんて心配になってくる。

この木ノ実ヤ塚から見える、この山が薊岳
頂上に人が何人か見えている。あれは第一班のようだ。
二班は、さっき出発したところだも〜ん。

12:01
こんな足場が現れ出すと、ドキドキ・・これくらいなら構へんけどなあ・・
薊岳頂上にて 12:02
さすがに、よじ登ったりの箇所もあったが、さっきの場所くらいで、別に何ということもなく頂上へ!
十分待っていたと思ったが、二班が残っていた。
「わ〜!また追いつかれた〜!一緒に行こうかなあ!」
「いやいや、これからが分からんよ〜」

狭いからと二班が出発してから、誰かが
「今日は本当に珍しく遠くまで見える!」と感嘆の声をあげた。
「大峯は勿論、二上山・金剛山・大和葛木山まで見える!」
「本当や〜!何時来てても今日は珍しい!」

二上山は雄山と雌山がくっついているので良く分かる。
他の山もハッキリしているが私には、どっちがどっちか??だ。
でも何となく感動して「ホンマや〜!」・・と言ってしまった。

ここでもワイド写真があります〜

頂上では、割とゆっくり過ごした。せっかく来たんだからと寒くなっても我慢してた。

頂上から15分くらい歩いたブナ林の道で昼食タイム!
・・あ!いたいた!・・一番景色の良いところを陣取っている。さすが!
隣に座って、オシャベリと腹ごしらえ。
これが今日最後の出会いだった。
13:05 でかい腰掛け発見!これ、遠くにあるんやで〜!採りに行かれへんねん。


13:21
落ち葉の中の白い肌の木々が美しいコントラストを見せてくれる。
写真をクリックするとワイド版へ


13:46
明神平到着!
ここは以前はスキー場だったそうで今でも名残があった。
ここを大又方向へ

13:54 天理大学山小屋が小さく見える。






14:02
 ここもスキー場だったんだなあ・・もう随分前に閉められたそうだ。

私が「伊吹山のゴンドラもなくなりましたしねえ・・」というと、奈良交通の方が
「え〜!閉鎖されたんですか?知らなかった!」
「先月末だったそうですよ〜」
「とってもいいスキー場で、ツアー客を連日案内しましたよ。寂しいですね」

ふと見ると向こうに尖った山が・・さっきまで居た薊岳だ!

14:15 お助け水

ペットボトルの中の麦茶も、他に用意していた水も捨てて、代わりに入れて帰った。
これはもう、山の御神水だあ!
14:18 何とも龍のような・・・倒木が見事な苔に覆い尽くされている。

見る角度によってヘビにも見える。
14:24とても歩きやすく気持ちが良い道


14:34
橋が落ちている。
これは渡ってから
振り返って写した写真。
みんなは写真左を
回ったが、
このまま真っ直ぐの方が
安全だと思う。
14:26

何とも言えない色彩に思わず立ち止まる!
三班にして良かったなあ!
思う存分楽しめる〜!

ここでは皆がシャッターを切っていた。
3人が使い慣れたような素晴らしいカメラを持っていて速度から何から調整して写している。

行者還岳でも最後に歩いていた方達で、同じバスで帰った事を思い出す。

渓谷の水は
恐ろしく澄んでいて
冷たそう・・
14:42 明神の滝

この左上から降りてくる格好だ。
最初は、ただの渓谷かと思ったが、見事な滝が流れ落ちている。

このあと、上の写真のように、大小かなりの倒木があって、整備の苦労した跡が残っている(奈良交通の方達も大勢で撤去作業を頑張って下さったそうだ)
前の冬には、まだそのまま倒れていたそうだ


滝道は、かなりの勾配で石がゴロゴロ・・
少しでも気をそらせば滑ってしまう。
眼鏡を掛けていても右がボヤけてきている私には
足もとがよく見えないので、人一倍気を遣う。

前回の行者還岳では転んで左肩を
(習慣性だったそうだ)脱臼した男性がいたそうで・・
私としては気が気ではない・・

15:38
 林道へ出る。ホっとする!
ところが更に急なアスファルトが続いていて・・・
笑いながら踏ん張ろうとする膝がおかしな格好で
ヨタヨタ・・・自分でも笑ってしまう!(^。^)

15:50 くらいにはバスがでただろうか?
16:02 やはた温泉到着!
とても湯が良いそうだが希望者がいなかったので
トイレ休憩と地元の物産を買って帰るだけに。
 
ここはキャンプの設備もあって子供連れには最高!
水も澄みきっていて安心だ。
・・・おぼれて沈んでても見えるなあ・・・
  

大和上市に着いたのは17:20くらいだったろうか?9分の特急が出たところで、急行で帰った。
家に着いたのは20:30くらいか?

下りが、あんまりにも急で悪い道だったので、もう〜と〜行けんわ〜と思いつつ帰ってきた。
でも〜新緑の5月かあ・・・と想像すると・・・う〜ん・・・気が変わって行くかも〜?

下りの大変さだけは大変だったが、とっても気持ちの良い山で、エネルギー満タンで帰って来た。

ああ〜!今日も大満足の一日だった〜!ありがと〜!

薊岳目次へ

目次へ


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送