大峯奥駈道・第十回 最終回

玉置辻〜大森山〜五大尊岳〜大黒天神岳〜本宮・大斎原へ

2008年12月10日(水)

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7:00 今回は温泉旅館で24時間入浴できるという、有り難い宿だったので、朝風呂を頂いて身体もポカポカ温めることができた。
血行も良くなり、どうやら腹をこわす心配はなさそうだが、万一を心配し、背中・両太腿・右のオシリ(最近筋が痛い・温めると痛まない)にホカホカカイロを貼り付けておいた。

6:00朝食
6:30出発
7:00玉置辻(前回は奥の鳥居から下ってきた)

準備運動をして、すぐにスタートとなる。

中央・赤いシャツは本日のリーダー・ヒゲを蓄えたひげさん
サブリーダーは穏やかで安心感を与えてくれるコマクサさん
8:00 今日の行程、アップダウンは少ないらしい。なにしろ、和歌山の海の方へ下ってきているので、山は次第に低くなってくるんだ。
でも、急な下りが多いそうである。下りが苦手な私は少々心配。

バスで登って来るときにも見えた素晴らしい雲海を、ここからも眺めることができた。
8:17 本日の最高峰・大森山(1078m)到着!

本日、女性は5名。名前をつけておこうかな〜?

お姉さんで大奥総取締役の姉局(あねのつぼね)さん
ご夫婦で常に本格的な準備の山女(やまおんな)さん
一番よく笑う、家が近所?の笑顔さん
気弱そうに見えるけど誰よりも精神力のある強いさん
一番若いけど体力も気力もない下っ端・・みけ様だよ〜ん♪
8:28 大水ノ森(大森山・南峰)1045m

ひげ「次のピークですよ〜」
みけ「わあ〜!本日ふたつめの頂上ですねっ!」
姉局「何いうてんのん。ただ横に少しだけ移動しただけやん(笑!」
みけ「いやいや!すごいな〜もう二つの山を越えた〜〜♪」
姉局「大森山の南峰やで〜横移動だけやって〜(笑!」
みけ「山には変わりないですよ〜♪ふたつ越えた!」
ここから・・ドンドコドンドコ・・ドンドコドンドコ・・下っていく・・
9:04 切畑・萩への分岐

・・気になるなあ〜行ってみたいなあ〜

今・・地図で見ると・・切畑辻?
本宮町切畑へ降りる道らしい。
3時間半くらいでバスも通る道へ出るようだ。
9:36
五大尊岳(?m)

名前で憧れていたけど〜以前見た写真と違う・・
山女さんのご主人もそう言ってた。

狭いのでシャッターを押したら、そそくさと退散・・うう・・残念・・ま〜しゃ〜ないな〜
9:55
五大尊・南峰(825m)

みけ「わあ〜いっ★もう四つ目の山ですよ!」
姉局「はいはい、良かったね」

地図を見ると、コッチの方の標高を書いてある・・
10:47 第六行所・金剛多和

金剛多和の宿跡で、ちょっとした広場になっている。
少し早いけど昼食タイム

もう・・暑くてたまらんから・・太腿のホカホカカイロを剥がす。うふっ♪身が軽くなった★

ここは六道ノ辻ともいうのかな?ここからさっきと同じ「切畑」まで一時間半ほどで下れるようだ。
ここで・・コマクサさん、なんと「豚汁」を作ってくれたっ♪
とてもツアーとは思えないよ〜
汗で塩気が減ってしまったからちょうどいい補給になった。
これからの季節は暖かい物が有り難いなあ〜

帰りのバスの中で、コマクサさん、
「本当は今日は違う添乗員だったんです。ボクじゃあなかったんです。でも、ボクはこれまで仕事としてではなく仲間として歩いてきたので、会社に頼み込んで変えてもらったんです。だから、仲間だから、豚汁をつくって食べてもらったんです」

などなど・・有り難い心情を初めて語ってくれた
11:46 大黒天神岳(574m)

道も歩きやすく、急な下りも今までと比べて大差なく、危険マークもあったが、どこが危険なのか良く分からなかった。大森山の巻道らしき箇所に「通行禁止」とあったので、そこの事かもしれないと思った。
12:23 見晴らしが良くなると、こいういう防護ネットが張ってある。
道の半分にかかっていたりするので、足を引っかけないようにと注意があった。


12:34















宝経筺印塔

このすぐ前でアスファルトの道路と交叉する。

山在峠?
あと・・七越峯を越えないとたどりつかないらしい・・

坂を登っていくと目の前に頂きが見えたけど・・

ひげ「違いますよ〜まだまだ先ですよ」

さあ・・それからが・・長かった・・

歩けども・・歩けども・・

みけ「まだ三つしか超えてないからな〜」
姉局「あんた、数えてたん?」
みけ「はい〜♪」

歩けども・・歩けども・・

みけ「あっ★芋やっ★さつまいもやっ♪」・・・笑顔さん大爆笑♪
姉局「あんた、もうお腹空いたんか?さっき食べたばっかりやで」
みけ「違いますよ〜!さつまいもが落ちてるんですよ〜♪」

・・笑顔さん、笑いが止まらない・・♪

山女「(笑!)松の根っこやわ〜」
みけ「さつまいもですって!」
姉局「お腹空いたからそう見えるんやろ。下りたら何でも食べ(笑!」

あとで笑顔さんが
「さつまいも、たくさんあったなあ!」
〜(^▽^)〜わ〜い!
13:39

みけ
「わああ〜っ♪見えたぁぁ〜〜♪大鳥居や〜♪大斎原(おおゆのはら)や♪」

・・ところが・・

ひげ「もう少し先まで行ってから休憩です。止まらないで行きますよ」

みけ・笑顔・山女
「ええ〜〜〜っ★なんでぇぇぇ〜〜〜っ★」

強いさんの体力が限界で遅れてきていたため、少し手前で小休止をとってしまったからか・・少し先にトイレもあるので、そこの方が時間がだぶらないと思ったのか・・?
でも・・せめて2〜3分欲しかったなあ・・









13:58
トイレ休憩後、ザックをデポして七越峯まで往復するという。

え?往復・・?・・越えていくんじゃあないのかぁ〜・・

昔は越えていったんだろうなあ〜


七越峯(272m)到着〜♪
下りるとき・・「吹越宿址?・・今度来たら注意してないと・・」

また来る気?
14:43
14:47 熊野川ッス♪向こうに見える森は大斎原(おおゆのはら)♪

M22年までは、あの中洲に本宮があったんです★大洪水で社殿が流されてしまい、今の場所に、残っている社殿だけでもお移ししたのです。

熊野古道・澤熊ツアーに参加して以来、こっちからの大斎原を眺めたくて仕方がなかったんですっ♪大感動!
右端みけ
写真提供:ごりさん
14:58
前鬼の裏行場も、不動七重の滝も・・絶対に行かなかった私ですが、それは万一ケガでもしたら・・と、案じての事でした。
まだまだ続く大峯奥駈道なのに、余分な事をして台無しにでもなったら・・皆さんの足を引っ張りでもしたら・・と、案じての事でした。

なにしろ・・自信なんて全くないですから・・

でも、今日は違います。
これは奥駈の最後の水垢離場!
仮にスっ転んでケガしても、バスが目の前にいるし、来年のツアーまで、まだ間があるから十分治せるだろうし・・
スっ転んでもいいように、カメラも防水(1.5mまで撮影可)、登山靴の入るデカイナイロン袋も持参して・・今日は予報と違い暖かいし、水温も高い!絶対に渡るどぉぉぉ〜〜★

姉局さんが「やめとこうよ〜」と止めるも聞かず、さっさと歩き出します!すると・・結局・・みんな渡りました★
15:17 本宮です!熊野本宮。

あと・・速玉大社と那智の滝とを合わせて「熊野三山」と呼びます。
ここでは「熊野午王(くまのごおう)」を買って帰らないといけないのです。
それを持ち帰る事が目的なのです。

私はすでに二枚も買って帰っているので・・今回はパスしました。
ひと揃い持っていますからね〜♪
理想を言えば・・もう一泊して大宴会!

次の日は速玉大社や那智の滝にも詣でれば・・二の滝・三の滝にも・・

・・と・・思うけれど、バスは一路、大阪へ!

家に着いたら22:00でした。

大満足の最終回・・私は来年、あと2回残っています。
これで自信がついたので、頑張って完成させます!!

サンケイの方々、一緒に歩いて下さった皆様、本当にありがとうございました!

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