持経の宿〜太古の辻〜前鬼 (二日目)

サンケイ・大峯奥駈ツアー第六回

前日の日記

写真が多いのでダウンロードに時間がかかります。
少しお待ち下さい。
04:07 ヘッドランプを点けての進軍である・・当然ながら・・真っ暗・・闇・・
う〜〜〜ん〜〜〜辺りの様子など見えるはずがない・・
北・大峯奥駈道と比べると・・様子が全く違う。狭くて狭くて・・最初は小刻みのヤブコギのアップダウンが続く。しかもゴロゴロ石・木の根・・
ヤブが深いので、ともすれば前の人を見失う。でもまあ道はここしかないから・・と、急げば、灯りを発見!ってな具合である。中途半端に寝なかったためか、身体がすでに起きている。昨日一日、薬を欠かさなかったから呼吸も楽だ。もし、あと2時間横になっていたらちょうど寝入った時に起きなければいけなくなって大変だっただろう。身体が軽い。でもスタミナがいつ切れるかが気がかり。次回は「睡眠導入剤」というものを試してみようと思った。

非・日常のスリリングは面白いが・・道の様子が全く見えないのが残念無念・・道フェチの私としては「やはり、また出直さねば・・今回は下見じゃな」と、少々辛い思いでもある。
04:35
狭い道の横に置かれたような標識。
「阿須迦利(あすかり)岳1251m)」

あっ・・という間に・・次へ・・
それにしても急登・激下りの連続。暗がりなので道の全容が見えない。
部分しか見えないのでライトで照らし、確認してから進まないといけないので割と時間がかかる。ストックが邪魔になることが多いが、少しでも体力温存のためにはしまうわけにはいかない。
右肩に不安のある私には面倒な作業が増えてしまう・・
05:15 「証誠無漏(しょうじょうむろう)岳・1031m」
05:25 やっと明るくなり始める・・
05:40 ご来光〜〜♪
朝日やぁぁぁぁぁぁぁ!!・・興奮の時間なのに・・立ち止まることもなく・・
進む・・進む・・ああ・・なんて勿体ない・・
05:46
涅槃(ねはん)岳・1376m
06:00
06:00 周りの景色もやっと・・

ここまで歩いて、やっと・・感動が・・
06:07

乾光門(けんこうもん)

向かって右の方の谷が剣光門の谷・・なんで漢字が違うんだろう?
06:08
 この辺りは結構歩きやすい
 
   06:23                 06:32






06:32







滝川辻
悪路・十津川村花瀬
5月に玉置山に登った時に
立ち寄った笹の滝の方へ・・
悪路ったって・・地図には・・
道なんかないッス・・
でましたっ♪
憧れの「太古の辻」
でも・・喜びも束の間・・
遠かった・・
06:51 こうして見ると稜線ばっかりみたいだが、急登・急下りの連続である。頂上に着いたら急な下り・・なんだか辻へ出るとスグに急登・・・とにかく立ち止まる時間も惜しいとばかりに歩き続けるので、シャッターを押す時間もはばかられる。平たいところしか押せないんである。
06:51


般若(はんにゃ)岳・1300m・・すぐ目の前に頂上が。往復10分。

でも・・我慢がまん・・みんなが往復する10分を休憩とストレッチと水分の補給・入れ替えに当てる。
07:06 ・・?・・第九次刈峰行・・新宮山彦・・・・
07:13
07:29 地蔵岳(子守岳)・1464m
07:43 天狗の稽古場
07:53
嫁越峠 「すごいなあ〜ここを越えて嫁に行ったんや」
「こっちから婿さんが来て待ってて嫁さん背負って帰るんや」
「もし途中でダウンしたら?」
「嫁さんに逃げられるんや〜」
「嫁もらうんはキビシイんや」
「嫁さんが婿さんを背負って帰ったりして〜♪」
「婿取りやな〜」
ここを下ればさっきと同じ笹の滝の方へ降りられるらしい。
08:15
第27行所・奥守岳
08:30 とにかく・・こんな調子で・・コブを登って・・下って・・頂上へ登って・・下って・・また登って・・山の数の他にコブがいくつもあるし・・いったい何度アップダウンしたのか???

ああ・・太古の辻は遠い・・
08:44
天狗山・1537m

右へ少し行くと景色が最高!

でも撮したとたんにバックして先に進む・・ああ・・なんて勿体ない・・勿体ない・・
ゆっくり過ごしたいなあ・・
トリカブトが多く咲いていた。ちょうど見頃だ。でもここのは背が低く、可愛かった。
08:57 あまりの数のアップダウンに・・後を振り返りながら・・
「あっちから来たんですよね!」
「そうですよ〜あの奥から来たんですよ〜」
「私ってスゴイ!褒めてあげよっと!」
などと、何度も何度も気合いを入れながら進む。
黙々と進んでいる割には・・遊ぶ・・
09:37
仙人舞台石・・でっかくて見上げる大岩

ここは太古の辻へ10分。
石楠花岳へ30分の分岐らしい。
09:40 アレが大日!向こうが釈迦!

石楠花の群生している幅の細い尾根をドンドン行くもんだから身体にバンバン石楠花が当たってイタイ・・

途中でリーダーが石楠花岳を巻いてしまった事に気が付く・・やっぱ・・あそこが分岐だったんじゃあ・・?
09:46
来ました〜〜♪
太古の辻〜〜♪
ここは私の区切りの場所です!燃え尽きてしまいそうなほどです〜♪
リーダーが時間を計算・・地図上では5時間40分の表示?
4時10分に出たから・・時間通りの到着です!・・との事。

ここでお弁当を食べる事に・・
10:05 ○印のついてる木の所から下っていく・・下って・・もう二度と下りたくない・・歩きにくかった・・特に延々と続く微妙な階段がキツイ・・ここは登る方がいい・・

岩がゴロゴロ・・階段もゴロゴロ・・延々と続くゴロゴロ・・休憩なしで下る・・しかも急いで下る・・ゆっくり下れば面白い道だと思うのに・・一気!
10:43
両童子岩(二つ岩)
どうやら行場らしい
私の前になり、後になり、見守って下さった方々のおかげで滑ることなく、転ぶことなく、無事に歩き通すことができた。リーダー・添乗員さんは無論だが、同じツアーの優しい男性軍のおかげである。
11:30 前鬼に着いた〜〜♪
小仲坊はもう少し先だけど、里の祠が♪見慣れrた石垣が!!

わあ〜〜い!今年二度目・・合計三度目の前鬼の里やあ〜♪
11:35 小仲坊に着く。

太古の辻から一時間半・・地図上のコースタイム通りに歩けたんだけど、下りの苦手な私は最後になった。添乗員さんから「もう少し荷物を減らして工夫した方がいいですよ」とアドバイスしてもらった。みんなレベル高いんだなあ〜と驚いた。
11:42 みんな裏行場へ向かう。私は居残りを申し出た。

下りが一気だったから太腿が少しピクピクしてる。リーダーは声をかけてくれたけど、滝道で急いで足でも痛めると困るから、残っていると主張。

行ってらっしゃ〜〜い!
勝手知ったる他人の家・・じゃあないが、小仲坊は休みでも素泊まりできる宿坊へ・・トイレもすませて向かう。
ここで持っていた下着を出して着替える。上のシャツは汗だくだけど、下着を替えただけでもサッパリとして気持ちが良い・・眠くなってきた・・
気が付いたら大の字になって一時間半ほど眠っていた。
お腹が空いたので、滝へ行く前にリーダーからもらったもらったケーキを食べ、残っていたジュースを飲み・・くつろぐ。
ああ〜なんて気持ちが良いんだろう。休憩代として千円を置いて・・身支度を整え、行場の方へ移動する。3時間のコースだけど、それより早く戻ってくるだろう。

14:22 2時間40分で戻ってきた♪そうとう急いだに違いない。

少しだけど・・写真集 用意の出来た人から林道を車止めまで歩き始める。
もちろんグッスリ寝て復活している私は元気よく歩く。

「元気やなあ!」
「はい〜♪一時間半も熟睡しましたから〜♪」

・・今からなら十分行けるけどな・・
14:57

車止めに着く。お風呂の準備をして・・一路、上北山の温泉に!
途中で「不動七重の滝」を車内から見る。
今日は前回より少ない・・笑!
こうして憧れの大峯奥駈:持経の宿〜太古の辻〜前鬼のツアーは終わった。次回も優しい皆さんに甘えて頑張りたいと思っている。
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