大峯を歩く

稲村ケ岳 地図

サンケイ大峯奥駈ツアー第三回 2008.06.03.火

第一回地図   第二回地図  第三回(今回)地図

今回は男性は山上が岳へ。
前回終点・五番関から登り、清浄大橋へ下る。できればレンゲ辻の女人結界門へ降りてほしいなあ。

女性は山上が岳へは入れないので、女人大峯・稲村ケ岳へ。
10:02 母公堂

男性20名ほどは、このまま五番関へと向かう。
女性4人と男性一人の計5名が稲村組だ。

付き添ってくれるのは・・それぞれに、案内人が2人(山岳会の方を含む)添乗員1人。
・・つまりっ!・・我々5名に3人がつくのだっ★これは贅沢っ★感動モンや!
男性につきそう添乗員の方は、日曜も山上が岳へ来ていたそうだが、ヘリが飛び交い騒々しかったそうだ・・滑落があったそうで・・山上が岳で滑落があり、亡くなった事を新聞で見たそうだ。

「みなさんは、そういう危険な山へ登ろうとしているんですから、その事をよく覚えておいて下さい」
「はい・・」

10:15 トイレ&身支度を終えて・・雨の中を・・いざ!出陣!

今日は朝から雨やった・・三日前から今日の雨は分かってた。当然キャンセル対象や!でも・・今年の私は少し燃えてる・・大峯に燃えてる・・午後から雨があがるという予報・雲の流れに・・参加を決定。むろん、大雨予報や雷注意報が出たらキャンセルや!ドタキャンや!あったりまえや★・・燃えててもな・・
「リスや!」
「え?リス?」
・・でも・・リスではないような・・二匹が前方へ逃げていく・・大きな鳥が転がり落ちるように・・走って別の方向へ逃げた・・え?大きい鳥っ★

「あれはキジや」

え?キジ?・・今年3月の中辺路完全踏破で見たのと・・今まで見たのと・・ちゃうやん・・汚い色やな・・ああ、メスか・・え?としたら・・さっきのはリスやのうて子供かあ!
な・・なんとぉぉぉ!二羽の子供を連れた母キジがいたっ★けなげにも子供を逃がす為に別方向へ目立つように逃げるのだ。

鳥が走って逃げるのは何とも可愛いモノである。以前に大和葛城山の自然観察路で、ケガした演技でバタバタと転げるように逃げた母鳥を見たことがある。母の愛って凄いね・・人間はどうやろね?ね?ね?ね?

「キジはあんまり飛ばへん」

と、後にいた男性が教えてくれた。この男性はツアー客である。5人のうち、一人男性なのだ。ご夫婦かな?一緒にきておられた。
11:32 法力峠・・もう何度通ったかなあ?

今日は雨と言うこともあるし、山上ケ岳組が時間がかかるというので調節が必要。早すぎたら母公堂で長時間待つことになってしまう。急ぐことはないんである。
実は私は2005年から、この日を入れて7回も稲村ケ岳に登っている。
2005年2回。2006年3回。2007年1回。2008年・・今のところ1回(今回)

道中の様子や移り変わりはコチラで見て下さい〜
12:11 マンモス君!また来たよ〜♪〜よかった〜元気そうじゃん!

ご覧の通り、雨が降っているとは言え、明るいんである。途中で霧が出たりしたけど、概ね明るかった。ただ・・場所によっては風が強かった・・
12:46 橋が流されてるっ★鉄の橋がっ★

初めて登ったときから下の写真のように、壊れてはいたが、まだここにあったのに・・随分下へ流されていて・・しかも!ちぎれてるっ★・・ひええぇぇぇ・・・
あ・・どれが鉄の橋の残骸か分かる?真ん中辺りにチラと黒く見えているのが・・見えるか?


2006年の様子
12:52 また新たに崩れた箇所。去年はこんな修理はされてなかった・・

この一年で一気に崩れているようなカンジや・・もう登れなくなるほど崩れそうやなあ・・
12:58 稲村小屋到着!

ここで弁当タイム。私は雨なので、おむすびを三つ持ってきていた。ツアーでもらった弁当はすでにバスの中で食べた・・雨の中、屋根がないところで食べることになるのは分かっていたから、食べやすいように工夫したのだ。
今年の4月24日、mityannが稲村ケ岳に登った。
その時は、小屋の裏手にあるトイレは、建て付けが悪くなって開かなくなっていたそうだ。今日はどうだろう?添乗員さんも知らないようなので、見に行った。
おおっ♪直ってるっ♪

「トイレ、ありますよぉ〜!」

ここ、みんな知らないんだなあ・・

飲み水もちゃんと出ていた。秋には止まってたなあ・・

20分ほどの食事タイムが、風が通り抜けるために凍えるようだった。
13:34 石楠花が満開だった!ここから先は石楠花通り♪

女性の添乗員さん「こうなるとバスに置いてきたカメラが欲しい・・」
霧に霞んで情緒があった。
13:36 霧の中に浮かび上がる大日山!迫力満点!・・でも・・いつも思うが・・山というより「コブ」やな・・大日如来様を祀ってある。

さてさて・・ここから頂上までは険しい場所が数カ所・・
2006年足を引っかけることができるのは僅かなでっぱり

ところが・・2008年・・あれ?・・僅かに階段状になってる・・窪みができてきてる・・すごいなあ・・ここはあと数年したら簡単に登れるようになってるよ、きっと!

2006年こうなってる箇所は引っ張り上げてもらわないと泥んこになって滑り落ちたものだった。白いロープが張ってあってもヌルヌルで非力な女性には大変な崖だった。上を横切ろうとしたベテランの方々が何人も下へ滑り落ちていた。
2004年か2005年に崩落したのだ。それが・・

2007年上を通れるようになっていて・・

2008年逆に上は通りにくくなっているものの下からは・・

写真では分からないが、去年まで、この崖は泥に覆われていたというか・・普通の道が崩れて粘土質の実に滑りやすい泥道というか・・泥の崖っぷちだったのだ。だから通過しにくかった。滑って滑って・・

でも!今年は!泥が全部洗い流されたように無くなっていて、少々崩れやすいが岩場と化し・・登りやすくなっていたのだ!・・いいのか?悪いのか?
・・崩れやすそうな岩場は、今年の雨でも、人々の体重の重みでも・・次第に割れて削れていくだろう。・・将来・・登れなくなるかも・・
風の通り道では風がすごい!魔神の鼻息か?オナラか?ブオーブオーと激しく吹き荒れる。頂上にある展望台に登るときには一瞬、北海道の樽前山を思い出した。あれに比べれば屁のようなものだが・・

14:00 稲村ケ岳頂上!

一緒に写っているのは仲良くなった方。またお友達が増えた〜♪
14:29 ザックをデポして大日山に登る。

私は残った。実は・・日曜の比良で帰りのバスを待っているとき、ザックの上に座っていると左太腿の内側が、軽いこむら返りを起こした。
今日も登り始めてから、どうもしっくりこない。左のオシリから下に向けて筋が張っている感もある。右の太腿にも違和感がある。昼までに、大日はやめておこうと決めた。ここ、好きなんだけどなあ・・

女性の添乗員さんが一緒に残ってくれた。別に一人でも平気だし、何度も来ているから大丈夫だと言ったが、気持ちの良い言い回しで残ってくれた。一瞬、やはり登ろうかと思ったが、かえって迷惑をかけることになっては余計に困るので、初志貫徹を決めた。

30分ほどでみんな戻ってきた。

15:41 お坊様の木に着く頃には陽が差していた。

この枯れ木は晴れた日の木漏れ日の中で、お坊様が浮かび上がる。

行きは見え方が違うし、足の違和感で足運びを注意していたので見落としてしまった。
16:16 法力峠

17:03 母公堂登山口に戻ってきた。

帰りの身支度を済ませる頃・・山上が岳組を乗せたバスが戻ってきた。バッチリ!

洞川温泉は貸し切り!女性軍は山も温泉も貸し切りっ♪やったねっ♪

18:30か?40か?一時間の温泉タイムが終わり、スタート

黒滝茶屋で20分の休憩。朝、柿の葉寿司を注文していた人、うどんを食べる人・・食べた人・・17:15だっけ?帰路についた。

渋滞もなく、20:30くらいに天王寺に着き、家にたどりついたら22時だった。

大満足で豪勢な一日だったが、明日は早めにパートを切り上げ、いつもの整形外科へ行こう。帰りのバスから右肩の筋が・・ピシッ★パシッ★・・と・・力の入れ方、腕の伸ばし方で痛みが走る。

太腿も金曜に思いの外伸ばし過ぎた時に突っ張ったので、きっとそれが原因だろう。右肩は今日の雨で使わない筋が疲れたんだとうと思う。手当は早い方がいい。これからの山人生のために。
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追伸




これから筋肉の違和感は続き・・しまいには腰を屈めて・・でないと筋肉が「もう無理・・これ以上は無理」っていうようにピクピクと悲鳴をあげ始めた。

アレルギーのため気管が炎症を起こす私はアレルギー科で漢方薬をもらって飲んでいたのだが・・気管は今までになく快調で喜んでいたけど・・筋肉が溶けていたようだ・・
薬をやめたら治まったが、元に戻るまでに時間が掛かっている。 2008.07.05


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