笠置山〜柳生の郷へ  2006.12.17.日

昨年の4月10日、JRふれあいハイキング(フリーハイク)で京都の笠置寺へ行った。生憎の空模様で主催者が途中カットし、少し寂しいハイクだったが、寺の境内にワンサとある磨崖仏や大岩に興奮した。その寺に入る少し前に柳生への標識が目に入った。「道フェチ」の私としては気になって気になって・・少し前にサンケイ旅行でこのツアーを見つけ、すぐに予約!

今日は生憎の雨予報。奈良県庁前では小雨も降り出し、さすが降水確率70!と・・覚悟を決めた。
10:26 R163の潜没橋を見下ろす場所からスタート・・やんでる!・・雨は止んでる!
今日は各地から9台のバスが集まるそうだ。順次出発し、分岐点には係の方々が待機して迷子にならないように誘導してくれるという。ゴール地点に15:15の集合予定だ。
この橋は増水すると沈んでしまう「潜没橋」
のんびり穏やかな集落の中を、これまた実にのんびりと歩く・・
ああ・・何て贅沢な時間!何しろ今日は時間がたあ〜っぷりあるのだ。
急いでゴールするとヒマでしょうがないから景色を楽しみながら寄り道もできる。
10:42 甌穴(おうけつ)群
川の渦巻き状の流れによって、石や砂が同じところを回り、川底の岩盤と接触して侵食されてできた丸い穴。ここでは結構たくさんあるそうな・・目の悪い私には上からでは良く見えない。途中、河原へ下りて眺めようとしたら・・流れや岩に興奮して目的を忘れてしまった・・反省・・
10:53 こんなふうに、ずぅ〜っと立っている・・大変だなあ・・
私達は歩き回るから暑かったけど、こうして立っていると冷えるらしく辛そうだったが笑顔で色々と声をかけてくれた。
ちなみに今日歩いているのは東海自然歩道




11:07 ご覧のように、田舎ののんびりした川沿いの道を歩いていく。実に気持ちがいい!
この辺りにバスの中で聞いたトイレがあると思うんだけどなあ・・
あった!・・少し小高いところにあった!・・でも・・不気味・・標識まであるけど・・廃屋風の雰囲気の素晴らしいトイレで・・早く言うと・・薄暗くて気味の悪いトイレだった・・付き添いの方が「できれば他で」といってたのがよく分かる。
11:18 笠置山登山口。この辺りに来ると陽が差し始めて明るくなってきた。念のためにとカッパの下をはいていたが、手前の駐車場で脱ぐ。みんなここで身支度を調えていた。
ここから少々急な登りとなる。標高は少ないが急!歩き慣れない人はヘコヘコしていた。
11:34 これがまた素晴らしい道!雰囲気も良くて香りも良くて!また、紅葉が最高!

写真では色が出ていないが、真紅というよりも血のような色!
先日の裏山の赤とはまた違った色だ。まさに血!・・え?不気味じゃあないよ!キレイなんだよ!来年の、この紅葉を見に来たいなあ!
11:51 笠置寺到着!
ここは去年の日記をど〜ぞ!詳しく大きめの写真も多いので。コチラへ・・

ここで昼食とトイレ休憩。思い思いの場所でツアーについてるお弁当やら持ってきたおやつを食べている。え?私?・・バスの中でお弁当は食べちゃったので・・おやつのクリームパンを・・はい・・
12:33 さてさて・・いよいよ本日のメイン!柳生への道!・・え?時間が早くないかって?・・
そう!さっさと休憩をすませてスタートしたのだ。ゴール後に「一刀石」など見に行きたいと思って、のんびり楽しむつもりだったのを欲張りコースに変更したのだ。それまで最後尾を歩いてたけど・・少々急ぎまっせ〜!





12:56 阿対(あたや)の石仏
l右横に数珠が祀られてあった。
つるべが残った井戸があり、そこで数人の女性が・・底に穴の空いた「つるべ」で水を汲もうと・・しかも扱い方を知らない風で・・無理だと教えたのだがプライドに触ったようで耳を貸さず、ムキになって振り回していた・・面白かった!
13:15
柳生藩・家老屋敷
13:47 ゴール!だけど、ここから更に坂を登って「天石立神社・一刀石」の方へ!








































 

 

これがまた、どえらい大きな岩で、右の写真は切り出した岩を立ててあるようだ。
どうなって、こうなってるんだろうと、皆で騒いだ。


  


14:40 少し早いがバスに戻った。ここから休憩無く天王寺へ向かうそうなので、トイレと飲み物の補充をしたり荷物の整理をしたり・・帰り支度をゆっくりとやりたかったから。

15:15 予定通りに出発!一年半抱えていた関心事が解決できてよかった!
大満足して帰路についた!


ここからはマニアックな方のみ読んで下さい。

天王寺に7:50集合。8:00出発だった。

バスの座席表を見ると真ん中あたりの窓際だ!わあ〜い!嬉しいな!
・・あれ?誰か座ってる・・

何故か座席表と実際の席の判別ができない方があるので、良くあることと思っていた。

「すみません。私が窓際なんですが」
「え?あなたのトコに窓際って書いてあった?」
「・・?・・いえ、窓際に私の名前が書いてあるんですけど?」

その時はそれでおさまったが・・この方、実に不思議な方だった・・
最初の不思議は、バスがハイクのスタート地点に近くなってから起きた。
付き添いの係の方が「不要な荷物はバスの中に置いていって下さい」と、マイクで言う。
・・聞き慣れたセリフだ。ところが・・私が用意していると
「帰りは席を替わるかもしれないでしょう?」・・と・・不思議な事を言い始めた。
「・・え?・・日帰りは替わりませんよ。一泊とかすると前後を替わりますけど」
「・・いえ・・前に参加した時、替わったから」
「え?私はサンケイに何回も参加してますが初めて聞きますね」
「だって同じ料金を払ってるのに不公平でしょう!?」
「え?だって先着順で席は決まるんですから」
「料金が同じなんですよ。不公平です」
「え〜?いちいち席を替わるんですか?荷物を持って移動しないといけないんですか?面倒くさいじゃあないですか〜」

えらい神経質なおばはんやなあ〜と思ったが、その本当の意味に気が付いたのは帰路についてからだった。ホンマ、面倒な人やった!

出発時間の15:15ギリギリに戻ってきて・・
「おたく、そこでいいですか?」
「え?」
「いえ、そこでいいのかなと思って気を遣って聞いたんですが」
「???私の席、ここだったと思いますけど?」
「だから、来るときと同じでもいいのかなあ〜替わって欲しいんじゃあないかなあと思って気を遣って聞いてるんですよ。それでいいなら私はいいですけど」
「仰っている意味がわかりませんけど?誰でも窓際の方がいいでしょう?」
「・・私は通路側がいいんですが」
「へえ〜珍しいですね。だったらなおさら丁度いいんじゃあないですか?」
「いえ・・横の席の方達は来るときと入れ替わっておられるから、おたくも替わりたいんじゃあないかと思って私は通路側がいいけど、気を遣って聞いただけです」

・・ニブイ私は、ここでやっと気が付いた!

「ああ!そういう事ですか!あなたが窓際に座りたいから替わってくれと言いたいんですか!ハッキリ言ってくれないと分からないですよ」
「いいえ!私は通路側が好きなんです!おたくのために気を遣っただけです」
「え〜?そうですか〜?だったら私は、さっきも言ったように窓際が大好きなので、お気遣いなく」
「それならそれでいいんです」

・・ふぅぅぅ・・難しい人だなあ・・でも〜これだけじゃあなかったんだなあ〜これが・・

「私は人に気を遣うんですよ。でもですね、気を遣っているのを相手に気付かせないように気を遣うんですよ。だからですね、だれからでも「いい人やね」っていわれるんですよ。友達も多いんですよ。こうして出かけるとですね、ちゃんとお土産を買って帰るから、皆からもお土産をたくさんもらうんですね」
・・と、まあ・・これを延々と演説するわけで・・黙っていてもシンドイんで・・
「そうですか。私は人に気を遣うのは嫌いなんで本能のままですよ。お土産なんか買わないですね。もらうのも面倒ですね。だから友達がいないんですよ。気が楽でいいですよ」
・・・・・悪代官と呼ばれている事はいわなかった・・・・・
「そんな・・私は寂しくてたまらんですね」
「うわべだけのつきあいの方が私にはたまらんですね」

・・などと言ってるときに・・なんてタイミングの良い・・ぐっちぃさんからメールが!
「こちら雷!気を付けて帰ってね〜」

「何か登録してるんですか?情報とか入ってくるんですか?」
「え?友達からですよ。大阪では雷なんですって」
「えっ?!友達がいたんですか?!」・・・大きなお世話じゃあ!

「私はね、前を歩く人がいたら嫌なんですよ。さっきはですね、バスに戻っても時間があったから土産物を買いにですね、行ってたからギリギリになったんですよ」
「すごい負けず嫌いで、イラチなんですね」
「そんな事ないですよ。前を歩かれると邪魔になるからですね」
「私は最後から写真を撮りながら歩くのが大好きですよ」


・・と、まあ〜こんな風に〜すごぉぉぉぉぉ〜い!人生勉強をしたみけでした・・え?・・勉強したのは相手の方だって?・・そうかなあ〜?

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