前鬼の里に泊まる二日目 2008.05.24土〜25日

一日目の日記
ウトウトとするも・・夜中・・屋根が抜けるのではと思う程の土砂降り・・さすが大峯・・紀伊半島・・

明け方だろう、隣に寝ていた二人組みが起き始める。そうだった。5時には出発だったな。でもさ〜こんな天気で登るのか?弥山まで?
昨日の朝の天気予報では9時になれば雲が紀伊半島から離れていた。遅く出て太古の辻まで行けたらそれでいいや。

またウトウトしていると・・そのうち・・ヌプリさんが起きあがる気配・・急に眠くなる・・寝ちゃえっ★
すると・・こっこさんとmityannの気配が・・もう起きるか・・昨夜、苦しそうに寝ていた、こげぱんさんも起き始める。

ヌプリさん、
「御飯は団体さんが終わってからにしましょうか。今日は太古の辻まで行けたらいいかな・・と」
「了解です!」

おや・・あの二人組みさん、今頃出発・・?もう6時過ぎやで・・
遠くから来たわけやなし、私なら友達二人だけでの計画は、土曜の時点で中止するなあ。





















6:30
朝食。
こげぱんさん、みそ汁・・三杯・・やるなあ・・

「7時に出発でいいですか?」と、ヌプリさん。
「了解!」

五鬼助さん
「夜中に随分、煩悩が洗われたでしょう」と、笑う。

「いやいや・・まだまだ・・相当な煩悩の塊ですから」と、笑う。

7:00前・・どしゃしゃしゃしゃ・・さっきまで小雨になってて明るくなっていたのに・・
ヌプリさんをあざ笑うかのような土砂降り・・


「・・なんで・・?・・」
「・・ま・・臨機応変・・と・・いう事で・・」
「了解・・昨日の朝の雲の流れでは9時から晴れや〜・・」
・・これ・・昨日から何度言ったか分からない。自分に言い聞かせてるようなもんだ。

なあ〜んてやってると・・さっき出て行った二人組みが戻ってきた・・

「ムリです。行けません・・沢が川になってる!最初の川は何とか渡ったけど、次の沢で足を取られて・・」


どうやらずぶ濡れらしい・・もしかして・・ヒルまみれじゃあないだろな?
さすがに、こっちへは来ないで、玄関の外でバタバタと祓い、靴の中まで全部びしょ濡れ・・脱いで外の小屋の前に干していた。
撤退だな・・まあ、良かったんじゃあないかな?と思う。が!それは我々が出発しても、すぐに渡れない川が出現しているってことになるわけで・・あの「イケイケ組」が撤退したと言うことは相当にヒドイだろう事は想像できるワケで・・

ヌプリさん、中止を決める。ホっとする。
同時に、渡れなくなった所を見たいがヒルが嫌だし・・せっかく来たのに・・と・・少々残念でもある。

更に小振りになってから宿を出る。
「また来て下さい。今度はお釈迦様に逢いに来て下さい」
8:54
庭にある木。名前は分からないが一目で気に入った。
一瞬、オオヤマレンゲかと期待したもんだ。
林道をのんびり帰っていく。私の大好きな雰囲気の場所で少し騒ぐ。

ヌプリさん「イモリがいますよ」
見ると・・真っ黒け・・何だか下界のイモリとは違う・・腹を見なければ・・こげぱんさん、以前の稲村ケ岳で、でかいカエルの腹見たさに、ひっくり返した前歴がある。

これは勉強?なので・・当然の如くひっくり返す・・赤い!・・これでやっとイモリ君は解放された・・
9:13
昨日はこんなに流れてなかった・・濁流・・にしては澄んでる・・と化している!
もの凄い水しぶき!
昨日の様子
9:58
不動七重の滝


五鬼助さんが「雨が止んでから2時間ほどは滝が凄いですよ」と、おっしゃっていたが・・なるほど凄い迫力だ!音も凄けりゃ、水しぶきも凄い!

動画を両方ともアップしているので、見比べて下さい。写真をクリックすると、それぞれ出てきます。

どこら辺でだったか忘れたけど・・こげぱんさんに大事件がっ★

ヒルの攻撃を受けたのだっ★し・・しかもっ★

靴下の上から吸い付かれて・・「チクっ★」っとしたので気が付いたのだっ★

靴下を持ち上げたらヒルも剥がれるかと思ったら・・な・・なんとぉぉぉ・・・身体を繊維のように細くして・・靴下をすり抜けてっ★・・・中に入ってしまったっ★

「ひゃぁぁぁ・・・・・」・・真っ青!・・全員・・ヌプリさんを除いて・・真っ青!

こげぱんさん、急いで・・急いでったって・・登山靴を脱がないといけないワケで・・慌てるので思うようにいかない・・いくら血を吸われるだけったって・・なあ・・

すると・・こっこさんが・・「ひゃあ!こっちからも来たっ★」・・見ると・・細長ぁぁぁく身体を繊維のようにして・・尺取り虫のようにっ★・・シャクッシャクッシャクッ・・・と・・一直線に・・こげぱんさん目掛けて・・早っ★早いっ★・・真っ青っ★

「きゃぁぁぁ・・・」

やっと靴下を脱いでも、ヒルはなかなか離れないっ★・・やっと剥がしたら・・靴下がなかなかはけないっ★・・考えてみたら我々がヒルを踏みつぶしてしまえばよいのだが・・なんだか・・ヘビに睨まれたカエル状態っ★

ああ・・可愛そうな・・こげぱんさん・・4人の役立たずのせいで・・恐怖体験続行中・シャクッシャクッ・・・・・

・・なんとかはき終え・・逃げる・・ま・・踏みつぶさなかったので殺生しないですんだ・・役立たずではなくて・・優しいのだ・・はいはい・・あ・・でも・・食いついてたヒルは、こっこさんによって、あの世へ・・


車に戻ったときはホっとしたなあ・・しかしっ★・・ここでヌプリさん・・急に慌てる・・

「あの・・よく点検して下さいね。靴もぬいで調べて下さい。ザックも見て下さいね・・ああ・・mityann、靴も脱いで調べて・・そう・・車の中に入られたらボクも困るので・・」

さっきは冷静に、こげぱんさんを見つめていたヌプリさん、災いが及ぶのは困るらしい・・自分でも調べて・・「大丈夫ですか?いませんか?」
まあ、いれば我々も困るので・・特に後部座席は困るので・・調べるけど〜

しかし・・今回は妙ぅぅぅ〜〜〜な疲れ方をしてるなあ・・・






10:21
道の脇に、ひっそりと・・「不動の湯」
・・車を止めて、温泉かどうか調べる・・

「ニオイも何もないなあ」って皆が言うけど・・
「え〜?ニオイするじゃん!におうよ。温泉や〜!」
「え〜?ほんま?・・におわへんで」
「におうって!よぉ〜かいでごらんよぉ」・・私は猫でっせ!

「あ!ほんと!におう!イオウの香がするっ」
こげぱんさんの言葉に、皆本気で・・
「あ!ほんまや!イオウのにおいや!」・・微妙な心理?
「・・大台の方へ行ってみましょうか?」
ヌプリさんも可愛そう・・雨はヌプリさんのせいやないのに・・ん?そうなんか?もしかして?・・気を遣ってくれる。

で!大台ヶ原へっ♪

11:36
雨雲が去って、キリを吹き上げる山々が・・不気味さと荘厳さと・・何とも言えない様子に、しょっちゅう車を止めてもらう。
11:56
筏場・大台ヶ原線歩道の合流点


三の公あたりの筏(いかだ)場から登ればここに出るんだな。奈良交通のイベントの時に、毎年一回登っている人がいるって聞いた。ここも気になる道だ。
ここからは保護区で立ち入り禁止。見渡せば、鹿が何頭も!石楠花もキレイに咲いている!
さてさて・・そうこうしてると・・大台ヶ原の駐車場に着きましたっ♪

ここで昼食♪行動食として持ってきていたのを食べる・・食べる・・

「あの〜ここは縦走してきたときなどに来るので・・ボク、よく知らないんですよね」
「え?」

こげぱんさんが何度か来たけど、苔の探勝路は行ったことがないというので・・
「一周、20〜30分程度の変哲のない道ですけど。バスの時間待ちで一回回ったよ。じゃあ、そこに行こうか〜」


ヌプリさんより先に歩くなんて・・もうないだろうなあ・・ない方がいいって!

以前来た時より、雨が降ってる分、ステキかと思ったが、苔が・・ないじゃん!・・もう少しはあったのに・・ないじゃん!・・








少し変わった蘭。なんて名前だろう?

木の根も不思議な形のがある。

ヒルのような木も・・





ビジターセンターにて

降雨量(年間)の比較!
1・・大台ケ原

2・・尾鷲

3・・屋久島

4・・潮岬

5・・河合

6・・7・・?えっと・・ははは・・
分からん・・ま・・えっか・・

大阪や東京はもっと下・・
着いた時間は分からないけど・・入之波(しおのは)温泉に浸かって・・

15:52
出てきたら・・先に出ていたmityannが・・
「ヌプリさんの車がない・・どっか行ったんやろか?」
「いや〜そんな事ないやろ〜」
「だって車がないんや・・」

少しですが写真です
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・・mityannは・・車を止めた場所を忘れていた・・

「あ・・こっちやったんか・・忘れとったわ〜」

・・と・・最後の話題を提供してくれた。

我々を可愛そうに思ってくれたヌプリさん、今度、近場の山を案内してくれるって!
わあ〜い!
みな、すでに次回の山へと思いを馳せ・・大騒ぎの二日間は終わった。

またみんなで騒ごうね〜〜〜!
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