大峯山・靡(なびき)を巡る

近鉄・六田駅〜金峯山寺・蔵王堂 2008.1.19.土 後編

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12:04 黒門
12:07 雑貨屋?骨董屋?

くすさん、おいで〜
どの辺りでだったかな?
みたらし団子を売ってる店先で、おばあさんが・・ニャアも・・おばあさん・・か・・試食しないかと誘ってくる。でも・・食ったら・・買ってしまいそう・・
「また帰りに寄りますから〜」
・・と・・言いながら・・なんて無責任な言葉だろうな・・と・・自分で突っ込む・・

「草餅の美味しい店があるよ〜。奈良交通の人達に教えてもらったんだ。牛さんがアン抜きが好きやから帰りに買って帰るんや〜」
「え?・・(目の輝きがスゴイ★)・・どこ?どこ?どこ?」
「もう〜障害物が多すぎるわ〜前に進めない〜」















12:10 銅(かね)の鳥居。

金峯山、四門の第一であるそうな。

室町時代の作とされ、重要文化財。

大阪・四天王寺の石の鳥居
朱塗りの安芸の宮島のくすの鳥居
と、合わせて日本三鳥居のひとうだそうな。
側には行者堂もある。
もりりん、また、ご挨拶。

この辺りから・・ニャアに・・ある異変が・・さっき・・うどん食ったばっかなのに・・腹がへってきた・・おかしいなあ・・突っ込まれるからナイショ・・ナイショ・・

12:17 やっと見えてきた・・金峰山寺!

「あそこに草餅あるよ〜(黄色い←)」
「え?どこどこ?」

ここでエネルギー補給。試食タイムや〜。ニャアのアン抜き草餅は時間が掛かるし、今日は脳天さんの大祭やからなくなるかも知れへんっていうので、予約。

・・え?・・大祭?・・神社・仏閣の大祭に出くわしたらしい★すごい★これは絶対にお詣りさせて頂かなくてはっ♪
「ね!お詣りに行こう!」・・と・・ぐっちぃさんと興奮♪
「え?なに?」
「・・アカン・・餅に釘付けや・・」

これで今日は、この金峰山・蔵王堂で「靡巡り」は終了や〜75〜73で第一回目は終了決定★・・さあ、餅の予約もすんだし、蔵王堂へ詣でましょう。
12:30 蔵王堂。

縮小した写真では絶対に分からないが、この蔵王堂は本当に重々しい。使われている木々が実に古い。一本一本が素晴らしい重みをかもし出しているのだ。
何度来ても圧倒される。

境内にて勉強中
もりりんが何を読んでいたか
気になる方は・・クリック・・
 





12:48 
さて・・お詣りも済ませたので、靡巡りは終了し、脳天さんへと向かう事に。
蔵王堂に向かって左の方の階段を下りていく。
・・と・・トイレが・・もりりん・・駆け込む・・

「お腹が空いた・・」・・と・・ぐっちぃさん。
「私もペコペコ!今日はなんでか腹がへるんや〜」
・・と・・盛り上がり・・ベンチに座って、オムスビに食いつく。

安土桃山時代、ポルトガル宣教師ルイス・フロイスがイエズス会に送った書簡に
「山伏は、一日で一靡以上進んだらアカン。せやから75日かかって歩くんやで。しかも食いもんがスゴイで。朝と晩ににぎりめしを一個ずつやで。メチャ辛いやろ?病気にでもなったら、死ぬか、歩けるようになるまで、そこにおるしかないんやで」・・と・・記されているそうな・・すべての受け売りやけどな・・

・・こんなに食うてばっかりおったら行にはならんで・・
エエねんて〜「靡を巡る」で、なんも行をするとはいうとらん・・そっか・・
13:02
吉野朝宮址&金輪王寺址




13:04 仏舎利宝殿
クリックすると説明文








13:06 役行者と前鬼・後鬼(ぜんき・ごき)

これだけ大きいのは初めてちゃうかなあ・・

(右と左、位置が決まっているわけではなさそうだ。ここでは)左が前鬼。夫の鬼だ。斧を持っている。これは役行者の前を歩き、ヤブや木の枝など邪魔になる物を切ったり、魔を倒したり・・
右・・向こうは後鬼。妻の鬼。役行者の後を歩き、食料など色々持っている。


・・だったと・・思うが・・なにせ最近(最近?)脳みその具合が悪いので・・自分で調べてくれ・・

ただ・・この時・・頭の中には「前鬼」「後鬼」と漢字で現れてしまったので・・うっかり・・「こうき」と・・いうてしも〜た・・
「試験か〜?〜こうき・やったら試験やで〜」
・・ん?・・今度・・斧とカメを持ってこようかな・・もりりんに斧。ぐっちぃさんにカメ。
ふふふふふふふふっふう・・・ニャアは錫杖を持って・・へへへへへ・・・

ここからの階段が・・すげえ・・

すでに真言が聞こえてくる・・ん?・・神社で真言?・・まるでお寺やなあ・・
とにかく急いで下りなければ・・でも・・転がり落ちると困るので・・

13:15
おお〜!護摩焚きや〜♪

非千垣ができているので、後から何とか・・垣間見える程度で見ていたら・・ニャアの前の方々が帰ったので最前列に!

この手前に「脳天神社・本宮」だか「本殿」だかがあり、
どうやらここは、神社と仏閣が一緒のようだ。
護摩を焚いているのは不動様のお堂の前。

護摩焚きの最中、後の山肌を下ってくる人が!
行者さん、慌てて「下りろ!」と声をかける。

クリックすると・・
迫力ありますよ〜
 
関連HP @  A ・・適当に探しただけですが・・


うっかり・・荷物を背負ったまま・・それくらい集中して見学してた・・気が付いたら・・身体が冷えて、腰が痛くて・・股関節が痛くなってた・・
気が付かないんやからな・・ニブいな・・トシとったらしゃ〜ないな〜

護摩焚きが終わると、みんな不動堂にお詣り。ニャア達もお詣り。人が多いので、ゆっくりはしていられない。中は素晴らしい雰囲気だ。きっと普段は閉じられて拝見できないんだろうな・・

護摩のあとは「たき火」状態なので暖かい。田舎を思い出すなあ・・子供の頃の情景が、久々に・・田舎に生まれ育って良かったなあと感じ入るひとときだ。


崇められている?もりりんと・・火の行・真っ最中のぐっちぃさん
  
このあと、神社の本殿にお詣りし、ぜんざいをもらえるという「接待所」を探したが、すでに終わっていたのか・・見あたらない。ウロウロしてると・・なんとお供えのお餅を配っていた。ラッキー♪



14:15 そろそろ・・帰らないと・・降りてきた階段を見上げて・・ため息・・


・・誰が登るんですか・・?
金峯山寺の側の和菓子屋さんで予約しておいた草餅を受け取り元気が出る。

14:41 七曲がりから、遙か下の吉野駅を・・ため息混じりで眺める・・

アスファルトの道路と、この小径とがあって、時々交叉しながら下まで続いている。当然の如く、こちらから。普段は緑が多く、昼間でも薄暗いところもあるが、冬は葉が落ちてしまっているので何もない。
14:51 幣掛(しでかけ)神社。
「四手掛神社」とも書くそうな。


左横のお堂に「大峯山・一之行場・幣掛行者堂」と記されてある。古くの行場だったようだ。

もりりん&ぐっちぃさんが魅入っている物に興味のある方はクリック★
15:05 近鉄・吉野駅に到着〜。
帰りの電車の中から、柳の渡しが見えた。
ぐっちぃさんと「あれや〜!」・・と・・見ていると・・六田駅が結構遠かった。
今日はろくに歩いていないんじゃないかと思ってたので驚いた。
もりりんの歩数計を聞くと25000だったので、またびっくり!

よく食べ、よく遊び、よく騒ぎ・・大満足の一日が終わった。
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