西穂高 puffpuffさんとの遭遇 2006.09.23〜24
いつだったかなあ〜?もりりんから連絡が! 「みけさん!アルプスですよ!西穂高ですよ!puffpuffさんと遭遇ですよ!何でも初心者の山だそうですよ!」 私の知識の中で「西穂高」といえば、二階建てロープウエイの展望台の景色だけだ。 旅行のパンフレットやTVで見た旅番組の景色!行きたいなあ〜と思いパンフレットを指をくわえて眺め、時刻表片手に計画を練って¥の関係で断念していた西穂高の景色。え?初心者向き? 「行く〜〜!遭遇する〜〜!」 そして興奮しながら、狼平でヌプリさんに「ボク達、西穂高へ行きますよ〜!」・・と・・ するとヌプリさん・・ 「え?西穂高?・・・行くんですか?・・・何で西穂高?」・・・この表情・言い方に・・・ 軍団「え?行きませんよ〜!え?誰が行くんですか〜?」 「西穂高より、槍の方が登りやすいですよ。先に槍に行けばいいのに」 軍団「・・・・・・・・・・・・・・」 ・・・・・(^。^;)・・・・・ 家に着いてからそれぞれが・・・検索!検索!検索!・・・!!!・・・(^。^;)ハハハ・・・ 「ニャンは下で待ってるニャ!みんな登ってきたらいいニャ!景色だけ見てるニャ!」 予定されたのは先週9月16・17・18日。ところが台風が来るだの何のと騒ぎが巻き起こり延期。 そして一週間遅れの今日、出発と相成った。 |
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23日(土) 昨日の夕方18:30、もりりん家の最寄り駅で集合! 会社帰りのぐっちぃさんと私は近くで準備万端で待機してくれてた、もりりんさんの車に乗り込む! そして一路!西穂高目指し、素泊まりのみの宿へ真夜中に転がり込む! 朝起きてみると・・写真の如く曇っていたが・・・(上部の白さで山の形のようだけど、雲が下りていて白くなってるだけ)・・・TVでのライブ映像では山の上は快晴!・・・ 雨男・もりりん出動なのに、なあ〜ぜ?・・すると・・「・・腹がオカシイ・・」・・どうやら調子が悪いようだ!どうりで・・ |
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7:45 待ち合わせの、ロープウエイ乗り場近くの駐車場着! うずみんさん&ツレさんは、もう着いている。 待っていると少ししてpuffpuffさん到着! ほっそりした美人!そして松方弘樹さん似のダンディなご主人!(松弘さんと命名!) 今回は7人だ。今までの最高!多いなあ〜!ふと・・・ 一年前までは一人で行動していたのに、もりりん&ぐっちぃさんと遭遇してから人生が変わったなあ〜と〜しみじみ思う。 |
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乗り場でチケットを買う。もうすでに大勢が並んで待っていた。しょええええ! 往復2700円だったかな?往復で買っても割引は一切ない。割り引かなくとも買うのを知っているからな〜。荷物が8kgを越えると更に荷物料を払わなくてはいけないそうだ。 私は・・え〜?なんですと?12kg?そ・・そんなバカな・・朝背負って測ったら10kgだったから少し減らしたのに・・12kg?・・何でですかぁぁぁ? puffpuffさんが持ってみようとするがビクとも動かない。 「みけさん、もしかしたら狼平で12kgって思ってたけどさ〜もっと重かったんじゃあないの〜?」 ・・そうなのかなあ?・・確かにこれより絶対重かったもんなあ〜 |
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すぐに、こんなお方に出会う。槍ヶ岳に初登頂された播隆上人とかで、左の手は人差し指で槍ヶ岳を指している!コレが何とも可愛いのである! 側に立って眺めてみると、それているようだが目の錯覚という事で・・はい・・ どうか無事下山できますように! |
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9:05 登山届けを出す小屋に着く 9:10 スタ〜ト! |
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9:57 木漏れ日が何とも美しい! ここで小休止。関西軍団は何かを取り出し食い始める・・私も岡山から買って来ていた小さな和菓子を出して配る。puffpuffさんご夫妻は少し上にいた。ツレさんが「持っていくよ〜」と気を回してくれる。 どうやらpuffpuffさんが、お菓子の名前を聞いているようだ。 「きび団子だと思いますよ〜」・・ハハハ!さすがツレさん! |
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10:31 小屋の屋根が見えてきた! puffpuffさんからロープウエイ乗り場から山荘まで一時間って聞いていたので、常に1.5倍の時間がかかる我々としては予定通りに進んでいるって事だな〜。 |
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こちらから眺める独標や、その向こうは冷たい岩だけの世界だった。よく「拒絶される」とか聞くけど、今の私にとっての感覚は拒絶するというような意識のカケラもない「無」や「死の世界」のようだった。雪で覆われている方が美しいだろうなあ〜と〜しみじみ思った。 こちら側は雪が溶け緑が輝き、そして山の頂だけ雪が残っているといった景色は素晴らしいだろうな〜と想像した。もう一度来るなら、そういう時期に来たいなあと思った。 |
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皆が危険箇所を無事戻って来る姿を見て、私達は少しずつ下る事にした。第一、寒いし〜どうせ途中で追いつかれるだろうし〜 しかぁ〜し・・この大きめの石だらけの、砂の上を歩いているようなところ・・何人も何人もハデに滑り落ちてる。一度は本当に怖いくらいだった。本人も顔面蒼白で、しばらく息を整えていた。やめてぇ〜やぁ〜・・怖ぁ〜なるやんかぁ〜・・・ 15:34 山荘前で「お茶タイム」。もりりん&ぐっちぃさんは無論!だが、思いの外、うずみん☆さんが(量的にも)負けていないんだなあ〜これが!うずみん☆さんのスゴイところなんだ!しかあ〜し!今回はpuffpuffさんがご自分で焼いたというケーキを!歓声が上がる! 「いや〜ちょっと〜失敗したのよ〜」・・・puffpuffさんはケーキ屋さん? ・・・山荘の夕食は早く、17:00だというのに、せっかく?減ってきていたお腹が、また満杯状態だ!・・大丈夫かなあ?食べられるかなあ?・・え?一人前なら大丈夫だろうって?何で分かるの?・・今日は人が多いので食事は30分で終わらないといけなかった。喉に詰まらせながら一人前はキチンと食べた!お弁当用の冷凍ハンバーグ等がチョコンと乗っかっている可愛い食事だった。そして・・残念ながらテント組の、うずみん☆さんとは朝までお別れ。 山荘は8800円也。その代わり、200m下から汲み上げるという水はタダにしてくれる。トイレなどもテント組と違って中のキチンとしたトイレが使用できる。 |
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山荘では靴が、しょっちゅう間違われるらしい。そりゃ〜そうだろ〜同じようなのばっかだもん!そこで、ご覧のように荷札が用意されていて、名前を書いて靴の後ろにとめておくのだ。私は、そうした後で更に靴の中に何かを突っ込んでおく事にしている。以前、熊野古道のツアーで住職さんの話を聞きに座敷に登った時に間違い騒ぎが起きて、一旦間違えたら誰も「自分だ」とは気が付かないものだと知っているから。 部屋は二階。私の前を二人のオジサンが上がろうとしている。 「すごいなあ〜あの靴!後ろに名前が書いてある」 「ほんまや〜ああしとけば間違われへんなあ」 見ると白いペンキで目一杯大きく「(仮に)穂高」と両方の靴に書かれてあった。スゴイ! 「な〜すごいやろ〜頭ええなあ〜誰なんやろ〜」 「・・・そら・・・おまえ・・・穂高さんと違うか?」 「え〜?穂高さんいうんか〜おまえ知ってるんか?」 「・・・知らんけど・・・そら〜穂高さん以外におらんやろ〜」 「そうかあ〜穂高さんいうんか〜」 ・・・・・もう〜おかしぃ〜て!おかしぃ〜て!つい声を出して笑ってしまった! 「(振り返って)・・・なあ!穂高さんやんなあ!」 「はい〜。そうですね〜穂高さんですよね〜確かに!」 「そうかあ〜穂高さんかあ〜」 今年の四月、奈良:洞川:観音峰〜法力峠のツアーで起きた「月曜日」を思い出して余計おかしかった!・・・でも〜これって・・・「明日は我が身」なんだよね〜・・・ |
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ところで・・我々の部屋は・・・3人で二つの布団って言われてたんだ。松弘さん・puffpuffさん・もりりん・ぐっちぃ・みけの5人以外にも何人か(枕の数からすれば4〜5人?)泊まるハズだったんだが・・・来なかったんだあ!・・・廊下にも人が溢れようかという中で・・・何という贅沢!おかげで、ゆっくり贅沢な一晩を過ごした〜〜!これは私の行いがよかったためと理解しておこう! また就寝前にpuffpuffさんが「スゴイよ!天の川まで見えるよ!」と教えてくれ、外に出て見れば・・・一面の星!星!星!・・・降ってくるような感覚!北斗七星がスグ目の前に大きく横たわってるし〜!信じられない光景に、ひたすら上を向いて・・・首が疲れて痛くなるまで見上げていた!最高! |
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24日(日) 5:30からの朝食をすませ、荷物は外の棚に置いて出発の準備。 6:00 外へ出る。雲海じゃあ〜〜〜!一面の雲の波! どうせ上へは行かないんだから、もう少し寝ていてもいいなあ〜誰もいなくなった山荘で寝ころんでいるなんて素晴らしく贅沢だね〜!って思っていたんだけど、雲海って陽が高くなるとスグ消えてしまうかもしれないから、やっぱり早く登らなきゃあ! 今日も腹具合の悪いもりりんのおかげで、一日快晴のようだ!絶好調にはならんとってな〜・・などとからかいながら用意をする。もりりん、何度目かのトイレの後、6:15 出発! |
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puffpuffさんも松弘さんも「途中まで一緒に」と何度も誘って下さったが、皆さんがこれから行こうとしている西穂高の山頂は、何度も何度も危険な箇所を乗り越え、ロープの確保もなく登ったり下りたりする場所なので、見えてはいても7〜8時間はかかるだろう。途中までとしても足手まといの私が一緒だとロスタイムが大きすぎる。おまけに今日は大阪まで帰らなければならないのだ。岩場自体が初めてという、もりりんには、特に時間のゆとりは一分でも貴重だ。せめて気持ちにゆとりを持って行ってほしい。 「とにかく先に行ってほしい、私達は時間がありすぎるから」と言って見送る。 |
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ぐっちぃさんと「少し遅らせて皆が見えなくなってから出発しようね。気を遣わせるから」とお互い阿吽の呼吸で、まずは小屋周辺の雲海を堪能する事に。 |
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山荘でコーシーを飲んだりしていたが、飽きてきたので、 8:55 上高地から登ってくる道を眺めに行く。 テント場から、ホンの少し下がった場所にテントがあった。見ると適度な丈の草が生い茂り、絨毯のようになっている!テント張るならココがいい! 更に少しおりたところから振り返ると・・わあ〜お!素晴らしい景色が! |
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11:32 小屋の前の広場に戻る もう、気になって気になって歩き回る気持ちになれなくなってきた。 コーヒーを飲んでいる間、西穂高までの、ストーン!と切り落ちた岩肌を指のチカラで登るシーンや、「少しでも怖いと思ったら行かないように。色々と山をこなして慣れてから」とのセリフが、何度も何度も流れるので、ますます心配になってくるのだ。 もりりんの顔が見えた13:03まで、身じろぎもせず目の前を見つめていた。 顔が見えた時は本当に嬉しかった!少し放心状態のもりりんが下りてくる。 皆んなの楽しそうな顔を確認し、やっと二人で笑った。 13:08 皆、無事下山。よかった!よかった!よかった〜! そこから遅い昼食。何だか胃がヘンになったので山菜うどんにする(¥800)。カトキチの冷凍さぬきうどんのような食感でおいしかった。 さてさて・・ゆっくりもしていられない。下山だ!大阪は遠いからなあ〜・・なにしろココからだと北海道よりも遠いのだ!伊丹着の便と比べると倍もかかってしまうのだ。(何だか複雑?笑!) |
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15:53 ゴンドラから駐車場が見えてきた。 この時点ではバスは一台だが、車まで行く間に一台増えて二台になっていた。 帰りの車に中で、興奮冷めやらぬ、もりりんさんの話を聞くのが楽しみだ!・・怖いけど・・ |
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22:10 みけん家に到着!もりりん家には22:30過ぎかな? もりりんさん、運転、本当にご苦労さまでした!西穂登頂、頑張ったね!すごいや! ぐっちぃさん、一緒に過ごしてくれてありがと〜〜!助かったよ〜! |
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