観音峰 2004年10月30日(土)

1ヶ月ほど前のこと・・・

どっかで頂いてきたハイキング案内のパンフレットに観音峰のハイク募集が載っていた。
みたらい渓谷を歩いたとき、少しだけ立ち寄って「いつか上まで」と思った観音峰だ!
「渓谷を歩いて観音峰へ」というコースでの募集は見るけど、観音峰だけというのは珍しい。
左の股関節と膝、右肩に問題を抱える私としては、この観音峰だけというのはありがたい!
1人でも行こうと思っていたのに熊騒ぎで怖くなっていた私は、すぐに電話をかけた。

「そういう方のために、今回はじめて設定してみました」
と、役場の観光課の方の説明に狂喜!すぐさま申し込む。

1週間前の24日(日)のこと・・・

和歌山の海南での「わくわくハイク」から帰ってきたら、天川村から当日の予定表などが届いていた。
今日届かなかったら電話してみようと思っていたところだ。
台風やら何やらで雨の心配があったため様子を見ていたそうだ。
大雨の予報が出た時のみ中止。その場合は前日夕方6時以降電話連絡するという。
まあ募集人員もたしか30人ほどだったと思う。

この時点では週末天気がよさそうだった。へっへっへっへっへ・・・

25・26日・・・あわてる・・・

和歌山で、限界を超えてしまったため、左足と右肩が大変なことに!
ひええええええ〜〜〜!どげえにしょう?おおじょうしたなあ。こりゃあ、おえんかもしれなあ・・・
(解説:どうしよう?困ったなあ。これはダメかもしれない・・・)
と、動揺しながらも
「いいや!でぇじょうぶじゃあ!気合じゃあ!どげんしても治すんじゃあ!」
(解説:大丈夫だ!気合だ!どんなにしても治すんだ!)
と、傷めた場所の筋全部に湿布を貼る。病院にも通って治療する。
ホンマに、治しちゃあ遊び、遊んじゃあ傷め、傷めちゃあ治し・・・
「病院通いの懲りない面々」

水曜には完全復活!み〜〜た〜かあ〜〜!

28日(木)・・・ショックでダウン!

6:20いつもどおり起きる。快晴!本来なら急いで何所かに出かけるところだが、土曜に観音峰を控えているため家で更に体調を整えることにする。
7:20主人が出勤。
8:00PCを開く。
9:00くらいだったろうか?10:00くらいか?週末雨の予報に変わっているのを発見!

このあと4時近くまで起きられないという事態に。
今までのように身体が鉛のように重く、横になっていても身体が重くてソファーにめり込んでいくような感覚。
「こげえな事じゃあ、おえりゃあせんがあ。自分で病気になりょうるがあ(自分で病気になるようなもんだ)・・・
よっしゃ!こうなったら何が何でも行く!雨でも行く!肩さえはずさんかったらエエんじゃあ。
右腕が動かんようにしときゃあ、でえじょうぶじゃあ(大丈夫だ)」
と決めてから少しずつパワーが復活!

これから先も、予定したら雨でも出かけて行って、現地で実施か中止か決めるようにしようと思う。

夕方6時過ぎても、8時を過ぎても、9時になっても電話がない。
・・・電話を待ってた気がする・・・雨で歩くのは怖い・・・
主人が電話してみろと言うが
「い〜〜や!行ってから決める」

30日(土)

5:00ど〜〜〜んよりの曇り。はあああ・・・・
6:15出発!
7:50近鉄あべの橋発:急行・吉野行き。前回は前2両のみが吉野までで後ろは切り離しだったが、今日は前4両に増えている。
9:06下市口着。雨!電車の窓からも見えていたが完全な雨!ひえええ〜〜〜
それでも結構人が多い。中には登山の格好をしている人も結構いる。
そういう人達は迎えの車3台くらいに分かれて乗っている。やっぱ登山?
9:15洞川温泉行きのバスが出発。
乗りこむとき本当に軽装の私より少し上らしき方が天川村の案内状を運転手さんに見せて聞いている。
「わ!おんなじツアー?だ!」

雨が降りしきる中をバスは出発。

・・・さっきバスを待ってる間に電話で欠席を言えば良かった・・・まあいいや、直に言おう。そこから温泉までなら歩きやすいから、今日は温泉にゆっくりつかって帰ろう・・・

などと思いながら10:30頃、観音峰登山口到着。
私を合わせて5人が降りる。

「え〜?どこに集まってるんやろ?」
「中止違うよなあ。昨日電話なかったもん」
「誰も見当たらんよ〜」
などと話しながらも「こんなに慣れた風の方たちにはついて行けないんじゃあ・・・やっぱりやめよう・・・でも、もう言いにくいなあ・・・困ったなあ・・・」
などと思っていると小雨に。
もうこうなったら歩かなおえん!ここで引き返したらおえりゃあせん!


みたらい渓谷で紹介した休憩所

 
休憩所の中から見たバス停方向と、近くの紅葉

休憩所についたら大勢いる!え〜〜?30人募集じゃあなかったっけ?全員参加〜?すご〜〜い!
と思っていたら・・・「あと10人足らない」・・・え?まだ増えるの?
少し待つと最初の一団が出発。残ったのは10人ほど。
更にちょっとして「じゃあ、行きましょうか?」
・・・なんと、さっきの一団は別のグループだった。どのコースを歩くんだろう?観音峰だけではないはずだ。
荷が結構多い。

私達は、結局9人の参加。1人の係の方。合計10人。


役場には「観光課」があって、そこの職員さんは連日山を案内しているそうだ。
「登山やハイキングは「行」ですよ」だって。
山小屋に泊まるのもしょっちゅうだそうだ。
仕事となれば責任もあるし、大変だろうね〜。


本当は、中止したかったそうだ。
だから電話で問い合わせてきた人には断ったって。
もちろん大雨の予報だと迷わず中止の連絡をするそうだが。
問い合わせもしないで当日やってくるのは、よっぽどの人だから決行しようと決めたらしい。
同じ山好き人間として、気持ちがわかるから「よっしゃ!頑張ろう!」と相成ったようだ。

ハハハ!
私も「よっぽどの人」らしい。
「今日が初ハイキング」という人は更に更にスゴイよね〜!
電話で問い合わせもしないで来るんだから。


・・・という事で・・・ゴチャゴチャ迷ったけど、もう頑張るしかない!出発!

入り口付近
前回、オランダ在住の女性と
「どうする?」と話をした場所だ
前回も飲んだ観音の水 左手が観音の水。左手の景色がこれ。
倒れた木は売り物にならないし
処分するのは大変なのでこのままだそうだ
持って帰りたかったらど〜ぞ、だって(笑)
この辺りは歩きやすいです。
さっきまでの急な道が延々と続くと
思っていたけど、平坦な道があるので
ビックリ!
途中から、こういう道です。 左は石がゴロゴロ。思わず新潟の
土砂崩れの映像を思い出しました
石には苔がビッシリ!
1人写真を写しながら後ろから歩く
女性が「これを写しに来た」のような
事を言ったので私もパチリ!
ね?結構平坦なところもあるでしょ 突然鳥居が!
ここは観音様を奉ってあるんです
だから観音峰
ここには休憩所があります。
ひと休み。みんな汗を拭いたり
1枚脱いだり。冷えると聞いて
いたので多めに着てました。
休憩も終わりまた登ります
ここからは急な道しかありません
しかも今日は天気が悪いので
景色はアテにできません。
「お歌石」
説明は下に




こういう道がズッと続きます
どうやら、もうじき・・・ 役場の観光課の方です
「ここに雷が落ちて・・・」
標高1208m
左下にこういう看板が・・・
もう少し先が頂上ですが今日は
雨なので、ここまで。
見晴らしは良くないそうです。
「頂上という意味くらいかな?」って。
霧で見えなかったのですが
結構見えてきたので大歓声です
でも、すぐ見えなくなって・・・
帰路につきました 途中から「観音の岩屋」
ここには観音様が奉られてあって、
護良親王が追っ手から逃れるために
隠れたという岩屋でもあります。

入り口より中は割と広いです。

目の悪い人はお参りしてください
と言われて・・全員お参りしました。

マムシのなんとか・・・
だと聞こえましたが・・・?
急に少し見晴らしが良くなり
「おお〜〜っ!」と感動の声が
戻ってまいりました〜。 橋から見た景色です。 朝よりハッキリ見えていました
朝はもっとガスっていたし
緊張してよく見なかったけど・・
ここで役場の方が
「洞川温泉を予定していましたが、
観光バスが11台も乗りつけて
いて大変混雑しているようです
何だったら天川温泉へ、と思いますが、
バスの時間が洞川温泉なら15:55
天川なら14:58で次が17:31です
急いで入らないといけないんですが
どうされます?バスの方選んでください」


余談この「バス11台」の中に
mappyさんの乗ったバスがありました!
自家用車で来たのが4人。
バス組が5人。
5人で「どうする?」
私は「ここにいても時間があるし
下着とかを着替えられるだけでも
いいんじゃあないでしょうか?」
採用!とうい事で、役場の方の車と
夫婦で来ていた方の来るまで
天川の温泉まで送って頂いた。

まあ、急いで入りました。また汗が出た
でもヌルっとしていて、とてもいいお湯!
また入りたい!と意見が合いました

1番軽装で、朝、下市口の駅でバスの運転手さんに天川村の案内状を見せていた方は、今日が初ハイクなんだそうです!以前からご主人に「1人でも出かけないと」といわれていたので思い切って参加されたそうです。
初めてなのに、雨の中よく電話もかけず、参加されたとビックリ!尊敬!です。
私も、こういうのは初めての経験なので、周りの方から私達初心者はとても親切にして頂きました。
特に観音様への道は(道じゃあないですね)粘土質でヌルヌルで靴の底に泥がくっつくし、かなり滑るし・・・
歩き方も教えて頂いたり、冗談も言い合ったりで賑やかでした。
石碑の所で自分で写真を撮っていたら「シャッターくらい、なんぼでも押してあげるよ」と代わる代わる写してくださいました。
バス組の方とは一緒に忙しく風呂にも入ったりで、最後まで楽しく賑やかに過ごさせていただきました。
名前も聞かずに分かれましたが、また出会いたいものです。


天川を14:58のバスで天川川合まで乗り、洞川温泉から来たバスに乗り換えて下市口までおりました。
途中、メチャクチャ見晴らしの良かった(洞川自然研究路散策コースで紹介)場所では霧が立ち込め、視界が2〜3mくらいしかないような時もありました

目の前のバス停も、この通りです。
ビ〜〜ックリ!みんなドキドキでしたが運転手さんは慣れたものでした。

今度は晴れた土日に行こうっと!今時分なら誰か登ってるだろう!

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